ワシントン=奥寺淳
2014年7月4日11時37分
米ホワイトハウスのローズ大統領副補佐官は3日、日本政府が北朝鮮への制裁を一部解除したことについて、「(北朝鮮の)非核化をめぐる多国間の制裁を犠牲にすべきではない」と語った。日本が拉致問題を重視して制裁の一部解除に踏み切ったことが、北朝鮮の核開発を阻止しようとする日米韓などの結束に悪影響を及ぼしかねないことへの警戒感を示した。
米政府高官が日本の制裁解除について公の場で苦言を呈するのは珍しい。外国の一部報道機関向けの記者会見で明らかにした。
ローズ氏はまず、オバマ大統領は拉致問題の解決を長年にわたって重視してきた日本の立場を理解している、と説明。そのうえで制裁解除の範囲について、北朝鮮の核実験などを受け、国連安全保障理事会の決議に基づいて各国が科した北朝鮮制裁とは切り離すべきだ、と強調した。日本が制裁解除をこれ以上広げることへの警戒感を示したものといえそうだ。「我々は結束して(北朝鮮への)圧力を続ける必要がある」とも語った。
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朝日新聞国際報道部
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