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国際
性的虐待被害者に法王が直接謝罪 「許し求めたい」
2014.7.7 23:47
[欧州]
ローマ法王フランシスコは7日、未成年の時にカトリック聖職者から性的虐待を受けた被害者6人とバチカンで面会した。法王は被害者のためにミサをささげた上で、「罪と重大な犯罪」に対し遺憾の意を伝え「許しを求めたい」と直接謝罪した。ローマ法王庁によると、現法王が性的虐待の被害者と会うのは初めて。
法王はさらに「教会幹部の一部が、被害者家族らの通報にすぐに対処しなかったという怠慢の罪に対しても許しを乞いたい」と語った。6人はドイツ人、アイルランド人、英国人の男女で、法王庁が設置した性的虐待問題に対応する諮問委員会の招待でバチカンを訪問した。
世界各地で発覚した性的虐待問題をめぐり、法王庁は聖職者らをかばっているとの批判を受けている。法王は、性的虐待は絶対に許されないと厳しく非難し、徹底追及する方針を示している。(共同)
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