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クロスフィニティでアプリのプロモーションを担当している川久保です。
今回は常時ASO対策をすることで得られるメリットについてお話します。アプリプロモーションは広告出稿だけではありません。ストアに来たユーザーの検索からの認知経路も見逃してはいけないポイントです。今回そのASO施策によって得られる効果と、広告出稿と並列して行うメリットをこれからご紹介します。
【ASOとは】
App Store Optimizationの略です。
【ストア内の検索ロジック】
■検索ロジックの仕組み
大きく2つの要素で評価されています。
・内部要素 (テキスト要素)(DL数)
・外部要素 (外部リンク数など)
上記2つの要素の中でも内部要素の方が大きく関わってきます。この内部要素のDL数は広告出稿で得ることができますが、テキスト要素は広告出稿では対策できません。そのためアップデート時にテキスト要素を最適化をして、ストアのロジックに基づいた対策をする必要があります。
【ASO対策と他のプロモーションと比較してみた】
ASO対策を他のプロモーションと比べた時のイメージを、【図1】より紹介します。
※CLの予算によりますが平均値として比較したものになりますので、あくまでも参考程度とお考えください。
【図1】
【図1】からわかる<ASO対策のメリット>とは
①他のプロモーションに比べ低価格
②質の良いユーザーにリーチが可能
検索流入からのユーザーは、アプリを特定のキーワードで検索して見つけています。能動的にアプリを探しているため、ユーザーが特定のアプリに興味を持ってDLした後は、その後の起動率も高い傾向にあり、ASO対策は、質の良いユーザーにリーチできることが分かります。
※各商材の内容については[アプリのDL数につながる!ユーザーの認知経路に基いた対策]にて記載
【ASO対策の効果と持続性】
【図1】からわかるとおり、ASO対策は他のプロモーションに比べてDL数を稼ぐことに特化してはいませんが、恒常的な効果は大きく期待できる施策です。
【図2】はASO対策とリワード広告の獲得ペースを比較したイメージです。
【図2】
リワード広告によって短時間で獲得するDL数(自然流入込)と比較すると、ASO対策でも継続的に施策を行うことで新規ユーザーを獲得することが期待できます。
更に、リワード広告から流入したユーザーは起動率が悪い傾向にありますので、想定した自然流入のDLが発生しなかった場合、質の悪いユーザーにコストをかけることになります。そのため、ASO対策により質の良いユーザーを徐々に獲得してアプリの価値を高めていくことを推奨します。
【ASO対策の相乗効果】
更に、他の施策と並行して行っても、ASO対策は相乗効果が期待できる施策なので、常に最適化しておくことをオススメします。
具体的な、相乗効果の一例としては、リワード広告との組み合わせが挙げられます。ストア内の検索順位にはDL数も大きく影響するので、リワード広告の出稿の際にランキングだけでなく検索順位も上昇する可能性が高いです。そのため、リワード出稿のタイミングに合わせてテキスト要素も最適化しておくと、より検索順位の上昇が見込めます。
継続的にアクティブユーザーが獲得でき、他の施策とも相乗効果の見込めるASO施策。