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大病院受診適正化へ自己負担増を7月7日 22時45分
厚生労働大臣の諮問機関の社会保障審議会の部会が開かれ、紹介状なしで大病院を受診する患者が依然として多く、重症患者の治療を担うという役割を果たすのに支障が出かねないとして、こうした患者の自己負担を引き上げる方向で対策を検討することになりました。
厚生労働省によりますと、ベッド数が200床以上ある大規模病院では、6割を超える患者が紹介状なしで受診しているということです。
これについて、7日開かれた社会保障審議会の部会で、「まず地域の診療所などを受診し、必要なら大病院を受診するというのがあるべき方向だ。紹介状なしの患者が多いために、重症患者の治療という本来の役割を果たすのに支障が出かねない」という指摘が相次ぎました。
これを受けて、厚生労働省は、紹介状なしで大病院を受診した場合、初診料と再診料は全額自己負担とする案などを示しました。
部会ではこうした案も参考にして、年内をめどに、紹介状なしで大病院を受診した患者の自己負担を引き上げる方向で、対策を検討することになりました。
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