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「希少がん」専門の診療拠点設置へ7月7日 4時46分
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患者が少なく、治療や診断が難しい「希少がん」について、東京の国立がん研究センターは専門の診療拠点を設け、治療や研究を重点的に進めていくことになりました。
皮膚がんの一種の「メラノーマ」など患者が少ない希少がんは、ほかのがんに比べて専門的に診療を行う医療機関が少なく、治療や診断が難しいのが現状です。
こうしたなか、東京・中央区の国立がん研究センターは専門の診療拠点として「希少がんセンター」を設け、治療や研究を重点的に進めていくことになりました。
希少がんセンターでは、さまざまな種類のがんの専門医や看護師、それにリハビリの専門家などが連携して患者一人一人の治療計画を立てるほか、新たな治療や診断の方法について研究を進めます。
また、全国の患者や医療関係者からの電話相談に応じる専用の窓口を設け、将来的には多くの患者に治験への参加を呼びかけて、治療薬の開発につなげたいとしています。
希少がんセンターの川井章センター長は「これまで医療の進歩から取り残されがちだった希少がんで苦しむ患者の力になれるよう支援していきたい」と話しています。
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