2014年7月5日(土)

「戦争する国にするな」 さいたまで市民200人がデモ行進

集団的自衛権行使容認に反対し、行進する人たち=4日午後、さいたま市浦和区

 政府が容認を閣議決定した集団的自衛権の行使に反対するデモ行進が4日、さいたま市浦和区で行われ、市民ら約200人が「日本を戦争する国にするな」「9条を壊すな」などと歩いて訴えた。

 参加者は県庁東門をスタートすると「愛するものを再び戦場に送りません」などのメッセージや主張を書いた横断幕や紙を持ってアピール。県庁通りをJR浦和駅西口へ向かって約30分間、800メートルにわたって行進した。小雨が降っていたこともあり「集団的自衛権行使反対」などと書いた紙をビニール傘に貼り付けるなどして差す人も見られた。

 同市岩槻区のパート高橋優美さん(49)は「集団的自衛権が行使されるようになれば、普段から戦争反対と声を上げなければならなくなるし、むしろ声を上げることもできなくなってしまうかもしれない」と危惧する。

 同市桜区の鍼灸(しんきゅう)師藤野芳雄さん(66)はデモ行進への通行人の視線を多く感じるといい、「街の人の関心が高まっていると感じた」と話していた。

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