先発の巨人・沢村=東京ドーム(撮影・荒木孝雄)【拡大】
(セ・リーグ、巨人3-1中日、12回戦、巨人9勝3敗、6日、東京ドーム)今季初登板の巨人・沢村拓一投手(26)が、中日相手に8回7安打8奪三振で1失点の好投をみせ、初勝利を挙げた。
沢村は一回から150キロ台のストレートを連発し、生きのいいところをみせた。得意のフォークの落ちも抜群で、四回はルナ、森野、和田の主軸をいずれも空振り三振に斬ってとった。七回に安打と犠打などで二死三塁から、投手の浜田に149キロの真っすぐを右前に持っていかれる同点適時打を許したが、八回まで投げ1失点で切り抜けた。
八回裏に高橋由が勝ち越しタイムリーを放ち、東京ドームではうれしい2年ぶりの白星を手に入れた。右肩違和感でずっと2軍で調整してきたが、その不安も払拭する121球を投げた沢村は「もう7月ですか、長かったなと思います。リハビリから始まった今年ですが、みんなに支えられた。初回は緊張したけど、途中からその緊張感も楽しめました」と白い歯をみせた。
巨人・川口投手総合コーチ(復帰登板で好投の沢村に)「きょうはいい方の沢村が出たね」