波多野陽
2014年7月7日12時21分
東京電力は6日、福島第一原発5号機の使用済み燃料プールを冷やすのに使う海水の配管から水漏れが見つかったとして、冷却を停止した。7日現在の水温は25・7度。何もしなければ8日間で運転上の制限値の65度を超えるというが、原子炉の冷却に使っている別の系統への切り替えもできるとしている。
東電によると、6日午前11時10分ごろ、原子炉建屋の中の配管から水が漏れているのを巡回中の東電社員が発見した。直径3ミリの穴が開いていた。中に流れていたのは海水で、使用済み燃料プールを冷やして温まった真水の冷却水を再び冷ますのに使っている。今後、水漏れ箇所を修復して冷却を再開する。(波多野陽)
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