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“カイゼン”で中小企業を支援へ
7月7日 9時49分

“カイゼン”で中小企業を支援へ
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日本のものづくりの担い手が不足するなか、経済産業省は、中小企業に大手メーカーを退職した人材を派遣し、生産性を向上させる「カイゼン」を支援する取り組みを来年度から始めることになりました。

中小の製造業の間では人口減少や高齢化が進むなか、限られた従業員で品質が高い製品をより多く、効率的に生産することが課題になっていますが、資金面などから有能な人材の採用が難しくなっています。
このため、経済産業省は大手メーカーの生産現場で経験を積み、現在は退職している人材をインストラクターとして中小の製造業に派遣し、作業時間の短縮や製造工程の見直しなどの「カイゼン」を支援する取り組みを来年度から始めることになりました。
来年度予算案の概算要求では、成長戦略につながる重点政策を別枠で受け付けることになっていて、経済産業省は、およそ100人のインストラクターの派遣に必要な費用を要求する方針です。
ただ、大手メーカーを退職した有能な人材の中には、海外の企業に再就職するケースも見られることから、経済産業省は都道府県や大学の研究機関などとも連携して、経験が豊富なインストラクターの確保に当たることにしています。

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