丸藤「三沢技」で永田撃破GHC奪還
<ノア:有明大会>◇5日◇東京・有明コロシアム
丸藤正道(34)が8年ぶりのGHCヘビー級王座に輝いた。ノアのヘビー級勢を総ナメにし、5度目の防衛を目指した新日本の永田裕志(46)を、25分29秒の激闘の末に破った。副社長も務める方舟(はこぶね)の天才が、リングの上でも頂点に立った。
最後は執念だった。永田が勝ちを確信し、決めポーズに入って繰り出した技を、一瞬のスピードでかわした。永田も「分からなかった」という変形エメラルドフロージョンで、逆転勝ち。かつて故三沢光晴さんが得意とした技で、丸藤はノアの至宝を取り返した。
試合後、丸藤は待望のベルトを掲げ「本当にお待たせしました。今日が新しいスタートです」とファンに宣言した。06年6月、26歳の若さで秋山に挑戦。GHCヘビー級王座に初めて挑戦し、ベルトを巻いた。あれから8年。当時も小橋が腎臓がんで長期欠場したばかりだった。今回も、新日本の永田にベルトを奪われ、ノアのヘビー級勢が総崩れ。さらにエースのKENTAが退団と、負ければあとがない状況だった。
三沢さんの死後、小橋の引退、秋山らの退団と団体は厳しい状況に置かれてきた。丸藤は、副社長として陰ながら会社を支えてきた。しかし、ノアの最大の危機にレスラーとして、団体を引っ張る決意を示した。00年、ノア旗揚げ時のメンバーで現在も残っているのは丸藤、森嶋、小川の3人だけ。それだけに、団体をつぶせない思いは人一倍強い。何度も生まれ変わったノアが、丸藤船長の下でスタートを切った。【桝田朗】
[2014年7月6日9時8分 紙面から]
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