コンサートやダンスの上演、工芸品の販売など、さまざまなイベントを通じて交流を楽しむ「さとのね七夕フェスティバル」が5日、兵庫県三田市総合文化センター・郷の音ホール(天神1)で始まり、大勢の市民らでにぎわった。6日まで。(溝田幸弘)
七夕にちなみ、「出会い」をテーマに同ホールが毎年開く。主催事業と市民公募の合わせて21企画が用意され、5日は13企画が行われた。
小ホールでは「七夕コンサート★歌おう日本のうた」があり、三田市在住のソプラノ歌手向江紗彩さんと、向江さんが参加する合唱団「じーばーず」のメンバーが出演。「鯉のぼり」「富士山」といった童謡や唱歌を客席と一緒に歌った。
郷の音ホールで練習の成果を披露する「あなたも郷の音デビュー」には、ギターやダンスなど8組が出演した。神姫バス三田営業所の小川浩司さん(49)、井上央さん(42)、徳永曉さん(33)は、ジャズの名曲「枯葉」など2曲を披露。井上さんは「失敗もあったが、すごく気持ちよかった」と振り返り、小川さんは「気軽に出演できて、いい企画」と語った。
6日もコンサートや茶会、アクセサリーワークショップなどを開催。市民ボランティア「WeLOVEさとのねプロジェクト」の企画「みんなの気持ちを風船で飛ばそう」では、願い事を短冊に書いて風船に結び、午後2時に空へ飛ばす。参加費100円は、東日本大震災の復興に寄付する。
同ホールTEL079・559・8101
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