サラリーマンを対象とした街頭インタビューの場所として必ず選ばれる東京・新橋。駅前のSL広場からほど近い西口通りには、小紙全面協力の格安激うま居酒屋「オレンジ世代酒場」も7月26日まで限定営業中。
そんな日本屈指の“サラリーマンの街”に昨年オープンした「あおぞらクリニック」は、男性専門の医療機関。各種性感染症やED(勃起不全)、AGA(男性型脱毛症)など、家族にも相談しにくい疾患の検査と治療に当たっている。
最大の特徴は「完全自由診療」。つまり、健康保険は一切使えない(使わない)という点だ。
「保険診療だと診療通知が自宅に送付されるケースがあり、それを恐れて受診を回避してしまう人が意外に多い。完全自由診療ならそうしたリスクもないし、匿名での受診も可能。保険に縛られることはなく、即日検査や検査結果をスマホから確認できるサービスなど、患者満足度の高い診療が可能になりました」
そう語るのは、院長の内田千秋医師。以前、肛門科医として診療にあたっていた経験から、「人に相談しにくい病気」にかかった患者のストレスを軽減し、確実な診療に結び付けるシステム作りを考えていたという。
初診時の性感染症の検査と4週間後の再検査を組み合わせた診断セットが3万円(税別)など、わかりやすい医療提供に力を入れる。
「ネットで知ったという患者が北海道から沖縄まで、全国からやって来る。それだけ“病気を知られたくない人”がいる」(内田医師)
性感染症の中には無症状のものも多く、知らずにパートナーにうつしてしまう危険性もある。少しでもリスクがあるなら、きちんと調べておくのがオトコの責任。内田医師はサポート体制を全面的に鮮明にする。
読者諸兄のお助けドクターが新橋駅前にいることを覚えておくべし。 (長田昭二)
■内田千秋(うちだ・ちあき) 1967年、大阪市生まれ。96年、東京医科歯科大学を卒業し、同大第二外科入局。癌研究会附属病院、東京都立墨東病院、東京都多摩がん検診センターなどに勤務後、2013年、「あおぞらクリニック」を開業し院長。日本性感染症学会会員、日本レーザー医学界レーザー専門医・指導医、日本抗加齢学会専門医ほか。趣味は「猫」(フェイスブック「ネコっていいね!倶楽部」主宰)。