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【スポーツ】

<首都スポ>天皇杯 明大が初戦突破 次はJ1甲府

2014年7月6日 紙面から

◇天皇杯1回戦 明大2−0山梨学院大付高

明大−山梨学院大付高 後半9分、ヘディングシュートを決める明大・和泉(10)=山梨中銀スタジアムで(福永忠敬撮影)

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 明大、次はJ1甲府と激突だ!! サッカーの第94回天皇杯は5日、各地で開幕し、関東大学1部リーグの明大(東京都代表)は2−0で山梨学院大付高(山梨県代表)を下し、1回戦を突破した。12日の2回戦では、J1甲府(中銀ス)と対戦する。同リーグの筑波大(茨城県代表)はJFLのソニー仙台(宮城県代表)に1−2で敗れ、4年連続の2回戦進出を逃した。

 明大イレブンは日頃とは違うレベルのサッカーと遭遇し、調子が狂った。高校生選手のプレッシャーは、いつも対戦している大学生よりも甘かった。そのおかげでプレーに余裕は生じたが、それが逆に局面での判断を遅らせることになった。開始早々から攻勢をかけてチャンスをつくり出していたものの、徐々にミスが多発し、攻めあぐねる状況となった。

 幸運だったのはイライラが募る時間帯になる前に先制点を『もらった』ことだ。前半41分、DF室屋成(2年・青森山田)が引っかけられて得たPKを「外す気がしません」と話すPK職人のMF矢島倫太郎(4年・浦和ユース)が確実に決めた。「個人的にはいつか点が入ると思っていましたが、前半のうちにリードすることができて、正直ホッとしました」と矢島は話した。

 迎えたハーフタイムには、温厚な栗田大輔助監督が珍しく怒鳴って活を入れたという。これで目が覚めたのか、右足首の故障からの復帰4戦目にして初先発を果たしたFW和泉竜司(3年・市立船橋)が後半9分にヘッドで追加点を挙げた。

 エース和泉は試合後、「良くない試合内容でした。個人としては、点が取れたことは良かったですけど、ボールを失うことが多すぎました。高校生が相手ということで、心のどこかに隙ができていた気がしますが、技術力が足りないことも痛感しました」と猛省した。とはいえ、トーナメントは結果がすべてだ。J1甲府との大勝負となる2回戦に向けて気持ちを切り替え、「勝ったのでいいと割り切ります。甲府からも点を取って、結果を出したいと思っています」と大物食いを誓った。 (関孝伸)

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