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【ゴルフ】

さくらミセス初首位 会心、ノーボギー65

2014年7月5日 紙面から

第1日、14番のティーショット後、笑顔を見せる横峯さくら=富山・八尾CCで(武藤健一撮影)

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◇日医工女子オープンゴルフトーナメント<第1日>

 ▽4日、富山市・八尾CC(6454ヤード、パー72)▽曇り時々雨、気温22・9度、風速1・5メートル▽賞金総額6000万円、優勝1080万円▽105選手(うちアマ4人)▽観衆1423人

 全米女子オープンで7位に入った横峯さくら(28)=エプソン=が7バーディー、ノーボギーの65をマーク。ミセス初勝利へ、7アンダーで今季初の首位発進を決めた。若林舞衣子(26)=ヨネックス=が同スコアの首位、1打差で6アンダーの3位に飯島茜(30)=TOTO=とジョン・ヨンジュ(韓国)、5アンダーの5位に堀奈津佳(21)=サマンサタバサ=ら3人が続いている。

 この日の設定目標=夫婦の合言葉は「トゥデー・ナンバーワン」。つまり『今日の1番を目指そう!』。4月22日にメンタルトレーナー・森川陽太郎さん(33)と結婚したばかりの新妻・さくらが今季初、ミセス初の首位発進を果たした。

 「久しぶりに(この席に)座りました」と話して、共同記者会見の椅子についた。さくらが記者の質問より先に何かを話すのは珍しいこと。それだけ気分がよかったのだろう。「トップにいないと座れないですよね」と『1番』をかみしめるように笑顔を見せた。

 前半は1、3、5、9番と計4バーディー。後半も10番パー4で残り133ヤードの第2打をピンそば30センチにつけると、続く11番では4メートルを沈め3ホール連続バーディー。14番でもう1つ追加してボギーなし。「グリーンを外したホールは…ないです。終わってみれば全部パーオン。気持ちいいです」。会心のラウンドだった。

 2週前の全米女子オープン。「100%の力を注いだと思う。だから得たものがある。コントロールじゃなくフルスイングした方がリズムよく振れるし、方向もきちんと出る。ミスの幅も小さいって分かった」。それを踏まえて夫婦で話し合った目標が『今日の1番』だった。「目指すのは高いところがいい。その道中で欲が出てきたら『OKライン』(自分自身を肯定できる境界線)を下げていく。それが今日は機能した」

 メンタルコーチとして森川さんとタッグを組んだのは昨年4月下旬から。さくらはその翌週のサイバーエージェントレディスで初日首位から約2年ぶりの優勝を果たした。今度は夫の前で、それ以来となる初日首位発進。「今は高い目標設定をできる状態にあると思います」と胸を張って自己分析。昨年11月の伊藤園レディス以来の通算23勝目は視界にある。 (月橋文美)

 

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