翼、全世代のファンに恩返し誓った　舞台「ＰＬＡＹＺＯＮＥ〜」きょう開幕

　「タッキー＆翼」の今井翼（３２）、中山優馬（２０）、屋良朝幸（３１）らジャニーズ事務所のアイドルが出演する舞台「ＰＬＡＹＺＯＮＥ　１９８６‥‥２０１４　★ありがとう！〜青山劇場★」（７月６日〜８月９日）の公開ゲネプロが５日、東京・表参道の青山劇場で行われた。

　「ＰＬＡＹＺＯＮＥ」は８６年、少年隊主演のミュージカルとして青山劇場で誕生し、２９年間、夏の風物詩として公演を重ねてきた。今井は１０年に主演を引き継ぎ、ジャニーズの名曲をパワフルなダンスとともに披露してきた。

　同劇場は来年３月末で閉館する。今井は「青山劇場は聖地。ジャニーズの伝統がこれほど刻まれた劇場は他にない。メンバー一同、『夏の青山での最後』にかけるものは大きい。全ての世代のファンに恩返ししたい」と力強く語った。

　ＰＬＡＹＺＯＮＥで初舞台を踏んだ中山は「ここに立つと初心を思い出す。足がガクガクする感覚も緊張も覚えている」。屋良は「少年隊にたくさん叱られた。毎夜毎夜呼び出しをくらって」と振り返った。

　来年以降の公演は未定だが、今井は「引き続きやっていきたい。（主演は）ジャニーさん（ジャニー喜多川社長）が決めることですが、いくつになってもやりたい」と続投に意欲を見せた。

　ゲネプロ後の囲み取材に、ＰＬＡＹＺＯＮＥの礎を築いた少年隊の東山紀之（４７）がサプライズ登壇。「ここに立つとホームって感じがする。せっかくだから翼とダンス対決したい。まだまだ負けないぞ」と後継者の今井を刺激。「なくなるんだったら、ぼくに（劇場を）くれないかなあ」と閉館を惜しんだ。

　客席には、ＫｉｎＫｉ　Ｋｉｄｓの堂本光一（３５）、Ｖ６の坂本昌行（４２）、Ｈｅｙ！Ｓａｙ！ＪＵＭＰ山田涼介（２１）らの姿も。観客と一緒に盛り上がるシーンでは、出演メンバーに誘われた堂本が立ち上がり、照れながら踊った。