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【大相撲】

60年ぶり「40歳幕内へ」 旭天鵬 記録更新へやる気満々

2014年7月5日 紙面から

申し合いで汗を流す旭天鵬(右)=名古屋市中村区の友綱部屋宿舎で(永井響太撮影)

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 ベテラン旭天鵬(39)=友綱=が記録更新にやる気満々だ。秋場所初日の前日(9月13日)に40歳の誕生日を迎えるが、幕内を維持できれば、60年ぶりに「40歳幕内」誕生となる。そのためにも名古屋場所(13日初日、愛知県体育館、中日新聞社共催)は何が何でも幕内を死守する。

 角界のレジェンドは次の記録に照準を合わせていた。4日は名古屋市中村区の友綱部屋宿舎で新十両の旭大星らと申し合いを行い、9番取って6勝3敗。「疲れちゃった。まあ、こんなもんでしょ」とおどけたが、記録に話が及ぶと「いろんな数字って大事だと思う。あと2カ月ですから、そこは意識している。何とか幕内で誕生日を迎えたいな、と」。にこやかな表情にも決意がみなぎる。

 夏場所で3勝12敗と大きく負け越し、東前頭12枚目に番付を落とした。名古屋場所で幕内を維持すれば、秋場所7日目に元大関名寄岩を抜いて歴代4位の高齢幕内となる。

 40歳以上の幕内経験者は昭和以降で4人。いずれも昭和10〜20年代の力士と知ると「はるか昔だね」と苦笑いを浮かべつつも「40歳幕内は(現役で)オレだけだからね」とニヤリ。達成できれば、能代潟の41歳1カ月19日を上回る史上最高齢幕内も視野に入る。30代最後の場所が、旭天鵬にとって伝説をつくるための大切な15日間になる。 (永井響太)

 

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