パレスチナ人少年殺害 複数のユダヤ人拘束7月7日 5時14分
イスラエルの占領地、東エルサレムに住むパレスチナ人の少年が殺害された事件で、イスラエル当局は6日、事件に関与したとして複数のユダヤ人を拘束したことを明らかにし、双方の衝突が沈静化に向かうか注目されます。
この事件は今月2日、東エルサレムに住むパレスチナ人の16歳の少年が何者かに車で連れ去られ、火を着けられて殺害されたものです。
先月、イスラエル人の少年3人が殺害された事件への報復と受け止められ、事件の後、各地でパレスチナ人とイスラエルの治安部隊の衝突が起きています。
イスラエル当局は6日、この事件に関わったとして複数のユダヤ人を拘束し、取り調べを進めていることを明らかにしました。
これを受けてネタニヤフ首相は声明を発表し、「我々はテロに区別を付けることはない」と述べ、パレスチナ人が犠牲になった事件についても厳正に捜査する姿勢を強調するとともにイスラエル側、パレスチナ側双方の報復を呼びかける動きをけん制しました。
ただ、殺害されたパレスチナ人の少年の葬儀が行われた4日以降、パレスチナ人と治安部隊との衝突は各地に広がっているほか、イスラエル人が乗った車が襲われる事件も起きていて、今後、事態が沈静化に向かうかどうかは不透明な情勢です。
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