蹴球探訪
英に逸材16歳「夢は日本のフル代表」
サイ・ゴダード(3月18日)
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【大リーグ】ダルビッシュ、5イニング4失点で9勝目お預け ハリケーン余波の強風で制球乱れる2014年7月6日 紙面から ◇メッツ6−5レンジャーズ見せ場はまさかの打撃!? レンジャーズのダルビッシュ有投手(27)は4日(日本時間5日)、敵地ニューヨークでのメッツとの交流戦に先発。ナ・リーグの本拠地はDH制がないため9番の打順に入り、4回に左中間へ二塁打を放った。レ軍投手の長打は3年ぶり。だが、本職の投球はハリケーンの余波による強風に苦しめられ、5イニングを5安打4失点。勝敗はつかず、共同電などによれば、ダルビッシュは「もうちょっと風を考慮して投げれば良かった」と悔やんだ。試合も5−6で惜敗し、レ軍は6連敗で11年ぶりのロード10連敗を喫した。 バットで魅せるも、マウンドではハリケーンに翻弄(ほんろう)された。4回、打席のダルビッシュが外角低めのスライダーを強振すると、大飛球はワンバウンドで左中間フェンスに当たった。ゆっくり歩きながら二塁に達すると、味方ベンチからはやんやの大喝采。エース右腕は両手を挙げて応えると、照れたような笑みを浮かべた。 レ軍投手の長打は、コルビー・ルイス(元広島)が2011年6月29日に二塁打を放って以来3年ぶり。ダルビッシュにとっても2年ぶり2本目のメジャー安打で、長打は初だった。 だが、肝心の投球は風にやられた。試合開始時に約5・4メートルだった風速は急激に強さを増し、打者にとっては左翼方向への追い風となった。「風がけっこう強く、巻いていたので(効果的な)球種を探すのが大変だった」とダルビッシュ。1−1の1回2死一塁から左打者のデューダに流し打ちで左翼へ運ばれると、ダルビッシュは凡退を確信してマウンドを降りかけたが、風に乗った打球はフェンスをぎりぎりで越える2ランとなった。 「普通に左飛だと思っていたら、伸びた。(打者も風を計算して)左方向におっつけてきていた。もうちょっと風を考慮して投げれば良かった」。背番号11は歯ぎしりした。 前夜のオリオールズ戦は荒天で試合開始が約1時間も遅れ、先発を回避。交通機関の乱れを計算し、ダルビッシュは試合中に球場を離れて列車に飛び乗った。だが、強風による停電で約1時間半遅れとなり、ニューヨーク市内の宿舎着は午前3時過ぎ。ハリケーンが恨めしい2日間となった。 交流戦には強いはずだった。これまで8試合で6勝1敗。メ軍とは初顔合わせで、過去に対戦した打者もグランダーソン(3打席)のみ。有利な材料がそろっていたが、生かせなかった。「きょうの(投球フォームは)感じは良かった。いいイメージがあるので、次はしっかり投げたい」とダルビッシュ。「西風と夫婦げんかは夕限り」という。次は晴れわたる空のような快投を見せてくれるはずだ。 PR情報
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