ウィンブルドン選手権第13日(6日、ロンドン郊外)男子単決勝で、第1シードのノバク・ジョコビッチ(27)=セルビア=が、第4シードのロジャー・フェデラー(32)=スイス=を6-7、6-4、7-6、5-7、6-4で下し、3年ぶり2度目の優勝を飾った。四大大会7勝目を挙げ、優勝賞金176万ポンド(約3億800万円)を獲得した。
精根尽き果てた。フェデラーの生命線、バックハンドがネットにかかると、ジョコビッチは大きく両手を広げた。ひざまずいて、なぜか芝を口に入れると、フェンスを越え関係者席へ。コーチのボリス・ベッカー氏(ドイツ)と抱き合った。
昨年9月に婚約した恋人のエレナ・リスティッチさんが妊娠していることを4月に公表。「ロジャーには『勝たせてくれてありがとう』といいたい。この勝利を未来の子どもへささげる」と父になる自覚をみせた。