ルパン三世vs複製人間でそのことを疑問に思って調べたところ、「キャプテン・フューチャー(小説1966)」、更に brain in a jar? なる小説が戦前に存在したらしいところまで行き着いたのですが、それ以上さかのぼれず…。
このようなモチーフの元になった文学もしくは思考実験等、どなたかご存知の方がいたらぜひ教えていただきたいです。
できれば、それが元祖だと思う理由も付け加えてもらえると嬉しいです。
よろしくお願いいたします。
マブラヴ オルタネイティヴの頃に調べかけて諦めました。戦前までさかのぼったのはすごいですね。
ギロチン - Wikipedia
1956年に議会の依頼によってセギュレ博士が実験を行なっている。この実験では瞳孔反応と条件反射を確認したが、斬首後15分は反応があったとする報告を行なっている。
合成脳のはんらん (昭和42年) (SF世界の名作〈25〉)
が昭和42年には日本に紹介されているので、この実験結果が何らかの影響を与えたのではないかと思っていました。
手塚治虫御大のブラックジャックとかいっぱいあった気がしますけど…。
ブラックジャックは戦前の漫画じゃないよ。
ありがとうございます!その頃にはメジャーなモチーフになってたんですね~
生きている脳。
ドウエル教授の首。
この辺かな?
ありがとうございます!「ドウエル教授の首」が1925年で、脳だけでなく首だけで~としては今までの中で一番古いですね
1940年(昭和15年)のソ連の実験が古いですね。
http://en.wikipedia.org/wiki/Experiments_in_the_Revival_of_Organisms
http://www.thelivingmoon.com/45jack_files/03files/Russian_Experiment_Dead_Dog.html
「ジェイムスン教授シリーズ」も原作は古い(1930年代~)です。
「キャプテン・フューチャー」も同じく1940年です。
http://dic.nicovideo.jp/a/%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%82%A4%E3%83%A0%E3%82%B9%E3%83%B3%E6%95%99%E6%8E%88
http://robot.watch.impress.co.jp/cda/column/2007/09/28/668.html
古くは1940年代のSF『キャプテン・フューチャー』に出てくる「サイモン・ライト」だ。高名な科学者だったが、自分の死期を悟り、脳だけを摘出、以後は透明金属の箱の中の培養液で生きている。
断首刑 (さらに古い話)
http://ura.sakuraweb.com/ura/gomon_04_13.htm
おお、ありがとうございます!
ジェイムスン教授シリーズの原作が、今のところ一番古い脳だけモチーフとしてかなりいい線いってますね!
(ちなみに、攻殻機動隊の「ジェイムスン型アンドロイド」ってここから来てたんですね!)
Wikipedia まんまで、恐縮ですが。
1812 -- Julien Jean Ce'sar Le Gallois (a.k.a. Legallois) put forth the original idea for resuscitating severed heads through the use of blood transfusion.
http://en.wikipedia.org/wiki/Isolated_brain#History
「脳だけになって生きている」というよりは、「血液を送っていれば、単体でも生き続けるのではないか」ということらしいです。
リンクをたどると、Google Books で著作が読めるのですが、フランス語... ┐(´ー`)┌ サッパリ
Exp駻iences sur le principe de la vie: notamment sur celui des mouvements du ... - C駸ar Jules Joseph Le Gallois - Google Books
、19世紀前半にフランスの生理学者ルガロア(1770-1814)が、「自然由来であれ、人工物であれ、自らの心臓に代わる心臓を得て、血液を送り続けることができれば、体のどの部分でも永遠に生き続けさせることが可能だろう」と記述したのが最初といわれる。
http://challengers.terumo.co.jp/challengers/21.html
延髄に呼吸中枢がある事を発見したのは、パリ、ビセートル病院のルガロア(Julien Jean Cesar Legallois, 1770-1814)で、ウサギの脳破壊実験の結果を1811年の著作に発表します。
http://homepage3.nifty.com/sinkei/history1.htm
...
ルガロアは、死すべき生物の心臓の代わりに、人工的に心臓を動かしつづける事ができれば、永遠の生命を得られるのでは、とも考えました。
つまり人工心臓のアイディアの元祖です。
「切り離してみた」のは、これが最初らしい。
1836 -- Astley Cooper showed in rabbits that compression of the carotid and vertebral arteries leads to death of an animal; such deaths can be prevented if the circulation of oxygenated blood to the brain is rapidly restored.
http://en.wikipedia.org/wiki/Isolated_brain#History
リンクをたどると、ここにたどり着きます。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC1363110/pdf/jphysiol01296-0122.pdf
同じページの、こちらのセクションも。
In Alexander Beliaev's novel Head of Prof. Dowell (1925), Professor Dowell discovers a way of keeping heads of dead people alive and even to give them new bodies. After his death Dowell himself becomes a subject of such an experiment
http://en.wikipedia.org/wiki/Isolated_brain#Isolated_brains_in_fiction
記載されている中では、"Head of Prof. Dowell" が一番古いみたい。
The Mi-go aliens in the Cthulhu Mythos of H. P. Lovecraft, first appearing in the story "The Whisperer in Darkness" (1931), can transport humans from Earth to Pluto (and beyond) and back again by removing the subject's brain and placing it into a "brain cylinder", which can be attached to external devices to allow it to see, hear, and speak.
http://en.wikipedia.org/wiki/Isolated_brain#Isolated_brains_in_fiction
クトゥルーにもあったらしいが、読んだ記憶がない。
キャプテン・フューチャーにも、ジェイムスン教授にも触れられていないので、片手落ちな気はするんですが。
さっそくありがとうございます!なるほど、斬首実験から、というのは興味深いですね、、その線は考えてませんでした!
2014/07/05 23:17:36