iPhone6とiOS8の登場を楽しみにしている方の中には、iPhone4s/4 にiOS7を入れて使っている方も多いでしょう。秀逸なデザインで人気のiPhone4s/4ですが、iOS7にアップデートした後、動作が重い、不安定と感じている方向けに、iPhone4s/4を快適に使うためのテクニックをご紹介します。
iPhone6を手にするまで、iOS7入りiPhone4s/4を快適に使う!
2013年9月に公開されたiOS7ではデザインが変更され、多くの新機能が盛り込まれました。iPhone4s/4ユーザーは、iOS7を入れて以降の動作にストレスを感じている方も多いと思います。iOS8ではiPhone4が動作対象外となったこともあり、iPhone6への買い替えを検討しているユーザーも多いことでしょう。
海外サイトiMoreが、iOS7をインストールしているiPhone4s/4ユーザーのために、iPhoneの動作を早くするテクニックを取り上げているのでご紹介します。iPhone6への買い替えまでお手元のiPhone4s/4を大切に使いましょう。
【1】iOS 7.1にアップデートする
2014年3月に公開されたiOS 7.1は、その前のiOS 7と比較して、iPhone4s/4での動作が軽くなるよう変更が加えられています。iOS 7.1へのアップデートがまだなら、iPhoneをバックアップして、時間に余裕を持ってアップデートしましょう。
なお、2014年7月6日時点では、各種セキュリティ問題を解決したiOS 7.1.2が最新版です。「設定」>「一般」>「ソフトウェアアップデート」から、最新版OSがインストールされていることを確認しておきましょう。
【2】Appのバックグラウンド更新をオフに
iOS 7の新機能「Appのバックグラウンド更新」は、ユーザーが操作しなくてもアプリが最新情報を自動更新してくれる便利な機能です。しかし、端末に負荷がかかることから、iPhone4s/4の処理に余裕がなくなる場合があります。
「設定」>「一般」>「Appのバックグラウンド更新」から、全体をオフにするか、必要性の高いアプリだけオンにしておきましょう。
【3】「透明度」を下げて「視差効果」を減らす
iOS 7.1で調整可能になった「透明感」をオフにすることで、グラフィック処理にかかる端末のパワーを低減できます。「設定」>「一般」>「アクセシビリティ」>「コントラストを上げる」から「透明度を下げる」をオンにすればOKです。これにより、コントロールセンターを開いた時、背景の色が透けなくなるなどの変化が出ますが、実用上は問題ありません。
ホーム画面のアイコンが浮き上がっているように見える「視差効果」を減らすのも同様の効果が期待できます。「設定」>「一般」>「アクセシビリティ」から、「視差効果を減らす」をオフにしておきましょう。
【4】すべての設定と、キーボードの変換学習をリセット
iOS 7の動作するiPhone4ユーザーに多いトラブルは、キーボード操作にタイムラグが生じることです。使用中にかなりのストレスになるこのトラブルには、以下の方法で対処可能です。
「設定」>「一般」>「リセット」>「キーボードの変換学習をリセット」をタップし、パスコードを入力すると「辞書をリセット」できます。変換履歴に基づく予測変換が初期化されますが、ユーザー辞書は消えません。
「設定」>「一般」から一番下の「リセット」>「すべての設定をリセット」をタップし、パスコードを入力すると「すべての設定をリセット」できます。アプリや連絡先、音楽や写真、メールなどのデータは消えませんが、Wi-Fi、パスコード、アクセシビリティなどの設定内容は初期設定に戻るので、再度設定が必要です。
【5】iPhoneをバックアップから復元
iPhoneの動作が不安定な状態が続くようであれば、iPhoneをケーブルでパソコンに接続してバックアップし、iPhoneを初期状態に戻したうえで復元します。iPhone内のデータは全て消えますが、バックアップから復元できます。手順に沿って進めれば意外と簡単です。
復元作業後は、iPhoneが生まれ変わったように感じるはずです。ただし、バックアップに必要なデータが多いと時間がかかるので、不要なアプリは削除してから作業しましょう。
参照元:iMore
執 筆:hato