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【プロ野球】

松井裕が初ホールド チームはさよなら負け

2014年7月5日 紙面から

◇ソフトバンク3−2楽天

 ソフトバンクがサヨナラ勝ちで3連勝。6回に長谷川の2点二塁打で追い付き、9回1死一、二塁から鶴岡が二塁打を放った。サファテが4勝目。楽天はジョーンズの先制二塁打などで奪った2点のリードを守れず、最後は福山が打たれた。

 背番号1がマウンドに上がる。6回だ。ヤフオクドームに松井裕(神奈川・桐光学園高)の名前がコールされた。同点の2死二、三塁を1球で切り抜けると、7回も好守に救われて無失点。チームはサヨナラ負けを喫したが、初ホールドをマークした。

 「やりがいを感じています。このポジションを勝ち取って、持続できるようにしたい」。表情には充実感がにじむ。1日に2イニングを投げ、大久保監督代行の初陣となった2日も2イニング1/3で初勝利。4日間で3度目の『イニングまたぎ』を乗り切った。

 「日本シリーズ第7戦のつもりで戦う」と宣言する『デーブ流』のフル回転は、18歳をブルペンの切り札と位置付けた証明でもある。その継投も白星に結び付かず、新監督代行は「星野親分は持っていた勝ち運が、オレにはなかった」と顔を上気させ、バスに乗り込んだ。 (井上学)

 

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