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【プロ野球】

楽天 大逆転勝ち 3点追う9回に5得点

2014年7月6日 紙面から

◇楽天7−5ソフトバンク

ソフトバンク−楽天 9回、ソフトバンクを逆転し、ベンチで喜ぶ則本(右端)ら楽天ナイン=ヤフオクドームで

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 楽天が2−5の9回に試合をひっくり返した。1死満塁から銀次が2点二塁打。ジョーンズの犠飛で同点とし、岡島が右前へ勝ち越し2点打。4番手の西宮が2勝目。ソフトバンクは抑えのサファテが打たれ、連勝は3で止まった。

      ◇

 叫ぶ。両手をあげる。跳びはねる。3点を追う9回だ。イヌワシ軍団が6安打集中で5点を奪う大逆転劇。「選手を信じてあげたら、必ず奇跡は起きる!」。子どものように大はしゃぎの大久保監督代行は上機嫌で声を弾ませた。

 重苦しい空気のベンチが最後はお祭り騒ぎになった。無得点に終わった8回に続く満塁機。銀次が猛打賞となる二塁打で1点差に迫り、主砲ジョーンズの犠飛で同点。そして、試合を決めたのは岡島だった。

 サファテのフォークに食らい付いた打球が右前に抜ける。2者をかえす決勝打。「必死に戦ったことが、こういう結果になった。自信になります」。ヒーローインタビューは放送局の不手際で緊急中止。グラウンドで待ちぼうけとなる『辱め』も、この日ばかりは「僕が勝手に出て行っただけ」と笑い飛ばせた。

 前日(4日)は再三の好機を逃してサヨナラ負け。それでも、新監督代行は「親ってのは、子どもがテストで何点取ったって、一生懸命やっていたら褒めるでしょ」と選手を温かく見守るという『父親目線』を強調した。

 粘って、つないで、ひっくり返す。これこそ、昨季日本一を勝ち取ったイヌワシの姿だ。昇格4試合で2勝2敗の五分に戻した大久保監督代行は手応え十分。「今から優勝を狙うって言ってるんだから!」と鼻をふくらませた。 (井上学)

 

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