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北朝鮮墓参の遺族が帰郷
北朝鮮が日本人行方不明者の全面的な調査を行うと約束した日朝政府間協議のあと初めて、北朝鮮に遺骨が残る肉親の墓参りのために現地を訪れていた霧島市の遺族が地元に戻りました。
厚生労働省によりますと、現在の北朝鮮では、終戦前後の混乱期に飢えや寒さなどで亡くなった日本人2万人あまりの遺骨が残されたままになっているとみられています。
5月に行われた日朝政府間協議では、北朝鮮側が拉致被害者を含む日本人行方不明者とともに日本人の遺骨などについても全面的な調査を行うと約束していて、先月には、遺族9人が、協議後初めて、墓参りのため北朝鮮を訪問していました。
このうち、霧島市の岩元昭雄さん(82)と妹の長野孝子さん(75)は終戦後、亡くなった父親と祖母が埋葬されている北朝鮮東部のハムンを初めて訪れ、6日に地元に戻りました。
岩元さんたちは、空港到着後、霧島市にある家族の墓に向かい、供養のために北朝鮮に持って行った手作りの墓標を供え、静かに手を合わせて北朝鮮訪問を報告していました。
岩元さんは、「70年近く、悲しい思いはありましたが、墓参りができてほっとした気持ちです。人道的な立場で、問題解決へ前進してほしい」と話していました。
07月06日 19時34分