古城博隆
2014年7月6日22時36分
「抽象的、観念的な議論ではない」。安倍晋三首相は1日の記者会見で、集団的自衛権を使えるよう憲法解釈を変えたのは、現実を見据えた判断だったと強調した。紛争の現場を知る人たちにはどう響いたのか。イラク戦争を振り返り、NGOが直面する問題を考えるシンポジウムを訪ねた。
■「政権の想定、現実味全く欠いている」
イラク支援を続けるNGOが5日夜、東京都内で主催したシンポ「イラク戦争とわたしたち」に招かれた日本国際ボランティアセンター(事務局・東京)の谷山博史さん(56)が強調した。「自衛隊を海外に派遣してNGOを救出するなんていう安倍政権の想定は、紛争地のリアリティーを全く欠いている」
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朝日新聞社会部
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