1ヶ月前に彼女にふられた。
そして彼女は半年間私の目を盗み密会を行っていた男性のもとに行った。彼女は女子大生で、もちろん一人暮らしのアパートもあるのだが、そちらにいかず、その男の家にすぐ潜り込んだのである。もともと私と彼女の出会いは大学生の時に、当時住んでいた最寄り駅のコンビニでアルバイトする彼女が私に惚れ込み、連絡をとるようになって、付き合うようになった。当時私と彼女の家は徒歩5分もない距離で、私は卒業まで彼女の家に泊まりに行ったり、また泊まりに来てもらうような生活をしていた。それが大学4年のころで、私は就職先も決まっており卒業間近の2月には恵比寿に引っ越した。最初は反対したが、彼女の意見をのみ、彼女が私の新しいマンションの部屋に住む形で、同棲生活が始まった。彼女と私の間には、何度か大きい喧嘩があり彼女はそれをずっと根に持っていた。私が大学の研究発表の間近で研究室に泊まりきりだった頃、彼女が急性胃腸炎を患い、私がそれの介護にいかず研究を優先したことである。たしかに、お見舞いに行くべきだったし、すぐ見に行くこともできたのかもしれない、そうすべきだった、とても心配していたので。しかし、私は追われるタスクが期日までに終えられないことをおそれ、お見舞いに行かずに研究を優先した。そのことがきっかけで彼女とは時々ギクシャクするようになってきていた。詳細は伏せるが、色々喧嘩もあった。それを1年間以上ずっと引きずり、私も彼女のその傷を癒やすことが出来ずに、あっという間に同棲も1年が経過していた。その頃から、彼女が不安定になってきた。同棲生活に疲れがたまっていたのだろうか、終わりなき日常にあきあきしたのか、突然家を出たり、自分の荷物をすべてゴミに捨てて、アパートに戻ったり、など。。私も配慮不足なこともおおかった。彼女をかまってあげられる時間も学生のころに比べ格段にへっていたのもある。
と、経緯をちんたらと書くときりがないので、いっきに1ヶ月前の話にワープしよう。
そしてとうとう彼女が私をふった。正直、色々ぎくしゃくしたこともあったけれど、それでも続いていくんだろうな、という甘い考えがあったがそうでもなかった。彼女は6ヶ月も前から別の男性と連絡を取り合い仲を深め、私と別れると同時にその男のところへいった。女性は戦略的だ、まさか別の男がいるなんてこれっぽっちも思っていなかった。省略したが、色々尽くして、以前のギクシャクの原因になったことも解決しはじめて、これからという時にだ。ショックを隠しきれなかった。
そして相手の男性がどういう男性かを知ると、更に信じられなくなる。私が20代半ばの上場企業勤めのホワイトカラーで、年収も同期に比べ高い、安定した生活を提供できるというのに対して、その相手は30代の夢追い人ということだ、私よりも年収も低い。おまけに、元カノから「ひーくん(私)のほうが全然男前だし、いい男だし、安定しているし、できる男だよ。H
も上手いし。ひーくんにはもっといい彼女が見つかるよ」と言われる始末。
ならなぜそちらいった!!と聞きたくもなるが・・。まあ、社会的ステータスなんて比べても意味が無いのだが、どうせなら、私より外見も社会的ステータスも上の人のところにいってほしかった。そちらのほうが納得するし、彼女も幸せに慣れたとも思う。
今は元カノはその彼と高円寺にすんでいるらしい。テレビもない生活とのこと。
彼女には幸せになってほしいと思うが、今の彼氏にはそれができるほどの能力がないと思ってしまうのは、振られた元カレの嫌味だろうか。
と、ここまでだと、ただのふられて未練たらたらの男の話かもしれないが、ここからがちょっと複雑。
なんと、元カノさんと私は今でも週1であい、もちろんデートをしたりセックスもしたりする仲になってしまった。私がいわゆるセフレというポジションになったのだ。そして、先週は今彼のアパートに招かれ、そこのベッドの上で激しいセックスも2回した。正直私は寝取られた側だったので、寝とりかえした、という高揚感につつまれ、しばらくはこのセフレポジションで二人の行方をみていこうとおもっている。しかし、罪悪感を感じない彼女は、本当にすごい女だと思った。女性は怖い。そんな時に宮台真司さんの「絶望の時代の希望の恋愛学」という本にであった。ふむ、ロマンチックラブから性愛へ とはこのことであるか、と言わんばかりに、ほんの内容の一言一句にとても共感を覚えた。正直セフレのほうが都合の良いことはたくさんある、維持費も少なくなったし、私の自由時間もとても増えた、ただし、やはり将来結婚も視野に私は勝手にかんがえていたので、そこのマインド・リセットをするに苦労している。恋人のように思ってしまうのをやめなければならないのに、あくまで都合の良いセフレと認識しなければならない。そうでないと、私自身新しい恋に勧めないと感じるからだ。幸い、私の容姿は良い方で、別れたことを聞くやいなや数名の女性からコンタクトがくるが、いまいち乗り気になれない。他の誰かを好きになることぐらい簡単だと思っていたが、そうでないらしい。今はまだ1ヶ月も経っておらず、別れを引きずっている状態なのだろうか。これは時間が解決してくれるのだろうか。。むずかしい。やはり、なんだかんだいって、彼女のことがとても大好きなのだ。セフレから再度彼氏に復活する可能性を信じつつ、セフレをつづけ、そして一方で新しい恋に、しっかり尽力しないといけない。
うん、むずかしい。恋愛ってむずかしい。
さいたまのおっさん作風を変えるの巻 変わってないが
そんなに大事にとらえず、気楽にいけばいいんじゃないかな。