4月の衆院総務委員会で、“浪速のエリカ様”の異名を取る「日本維新の会」上西小百合衆院議員(31)が、セクハラヤジを受けていたことが判明した問題で、自民党の大西英男衆院議員(67)が4日、ヤジを飛ばしたと名乗り出て、謝罪した。
セクハラヤジを受けていたとの報道から一夜明けたこの日、大西氏は上西氏に謝罪の電話を入れ、自身のブログでも「上西小百合議員とは党派は違っても同期生のよしみで日頃から親しく意見交換している。そうした親しみから不用意な発言をし、ご迷惑をおかけしたことを反省している」とわびた。
自民党の石破茂幹事長(57)は同日、大西氏を厳重注意し、党所属全議員に注意喚起を通達することで、国会に飛び火した騒動の早期解決を図った。一方、上西氏は「自民党の先生方には意識を改善して、真摯に国政に取り組んでもらいたい」とおきゅうを据えただけで、ことを荒立たせない構えだ。
東京都議会でセクハラヤジを受けた塩村文夏都議(35)のように、積極的なアピールで問題提起することも可能だが、自身の痛い過去が掘り起こされたようにもろ刃の剣でもある。実際、上西氏の事務所には「いまさら、なんで被害を訴え出るんだ」「売名行為だ」との抗議が寄せられた。塩村氏の騒動が報じられた後で、2か月前のヤジを蒸し返せば、“便乗”“後出しジャンケン”と批判が出るのも無理はない。
上西氏の事務所は「(都議会騒動後に)週刊誌からセクハラのアンケートがあって、答えただけ。ウチから売り込んだわけではない」と釈明した。今後も「ヤジを受けての情緒的な感想を求めるだけの取材は受けない」と、塩村氏の対応とは一線を画す考えだ。
「上西氏を巡ってもお金の問題からオトコ関係、過去の経歴まで、さまざまな話が永田町では飛び交っていますから、騒ぎ立てるよりは幕引きするのが正解でしょう。それでも本人は出たがるような気もしますけど」(永田町関係者)
被害者なのにブーメラン対策に追われるのもおかしな話だが…。
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