7月8日をもってBiSが解散します。しかし感傷に浸るのはまだ早い。本日からBiSの解散記念イベント「さよならBiS"遺影でイエーイ!!"」がRAGEBLUE渋谷で開催され、解散前夜である明日7日の夜には、OTOTOYの西澤裕郎さんの司会のもと、Billboard Japanの平賀哲雄編集長と僕のトークショー「解散前夜祭"BiSって? "」が予定されているからです。BiS運営によって開催される公式なイベントです。
7/7 21:00~トークショウ
解散前夜祭"BiSって? "
解散LIVE前夜、BiSの活動の歴史を見守ってきたライター2人がBiSについて語りあうトークショウ。
司会:西澤裕郎氏(OTOTOY)
コメンテーター:平賀氏(Billboard Japan) 宗像明将氏
BiSはOTOTOYでのプー・ルイの連載企画から生まれたグループです。そして、特に初期においてはウェブメディアと、TwitterやYouTubeを中心とするソーシャルメディアがBiSの人気を伸ばしていきました。そのため、トークショーは「朝日新聞の戦争責任」のように、ウェブメディア側の責任を問い直すことをひとつのテーマにしています。そこを通じて見える「BiS」とはなんだったのか?
西澤裕郎さんがかつて指摘していたように、BiSを初期から追っていたメディアの多くはすでに離脱し、初期から知るメディア関係者の多くはもうBiSについて口を閉ざそうとします。7日にパネラーとして登壇する2人は、最後に残った「初期から追ってきたメディア」の2人でもあります。そうなってしまった「BiS」とはなんだったのか?
以下は、7月7日のトークショー「解散前夜祭"BiSって? "」に向けて、僕がインターネットで書いた文章(紙媒体を含めるとさらに数倍に増えるのですが)をまとめ、自己総括、自己批判の材料とするものです。
小心者の杖日記
更新が止まっているこのブログですが、BiSのカテゴリを作成してあります。2011年2月27日に初めてBiSのライヴを目撃してからの記録です。
おながわ秋刀魚収穫祭@女川町総合運動公園第2多目的運動場 : 小心者の杖日記
2012年9月23日の最初の女川町でのBiSのライヴレポートは、特に大きな反響をいただきました。
メンズサイゾー(評論)
新しいアイドル社会の誕生宣言!? BiS「Brand-new idol Society」 - メンズサイゾー
2011年4月2日公開。BiSと出会った衝撃を綴ったテキストであり、かなり躁病的なテキストでもあります。
暴走するアイドル・BiSが圧倒的なサウンド・プロダクションとともに届ける傑作「My Ixxx」! - メンズサイゾー
2011年8月4日公開。毎回のBiSのライヴがとにかく楽しくて、「この夏は永遠に終わらないのではないか」と研究員で語っていた「ビューティフル・ドリーマー」期のテキストです。
「アイドル」という修羅の道を進むBiSの生きざまが刻まれた「primal.」 - メンズサイゾー
2011年12月22日公開。「消費」という単語が初めて登場します。「エモ」という忌まわしい呪縛がゆっくりとBiSに近づいてきた時期のテキストです。
「アイドル戦国時代」なんて勝手にやってろ!! 2011年アイドルポップスベスト10!! - メンズサイゾー
2011年12月28日公開。1位がBiS「My Ixxx」。
スクール水着とケツバットで殺してくれ! BiS「PPCC」でメジャー・デビュー!! - メンズサイゾー
2012年8月1日公開。今読み直すと、いわゆる「IDOL騒動」がそうとう精神的にこたえていたことがうかがえます。
全裸になっても内部抗争に押し流される!? エモさを武器にしたBiS「IDOL is DEAD」! - メンズサイゾー
2012年11月1日公開。いわゆる「不仲騒動」がテキストにも暗い影を落としています。
またひとり去っていった輝かしいアイドルの記憶とともに BiS「BiSimulation」 - メンズサイゾー
2013年3月22日公開。これは脱退したワキサカユリカへ捧げたテキストです。ひとりのアイドルにここまで文章を捧げる、というのは自分にもない体験でした。それほどワキサカユリカの脱退は悲愴なものだったのです。
「次の10年」を生き抜こう。~2013年アイドルポップスベスト10まとめ - メンズサイゾー
2013年12月31日公開。1位がBiS「Hide out cut」。
メンズサイゾーでのアイドル音楽評連載はまだ終了していません。ただ、「BiS4」でのテラシマユフ脱退後、自発的にアイドルについて執筆することが難しい精神状態(発注があればいくらでも書けたのですが)が長く続いたことは正直に告白せねばなりません。
メンズサイゾー(インタビュー)
メンズサイゾーでのBiSのインタビューは、結果的に11人の固定メンバー全員を取材することができました。
アイドルの定義なんて彼女たちには無意味? BiS(新生アイドル研究会)インタビュー - メンズサイゾー
2011年5月19日公開。プー・ルイ、ヒラノノゾミ、ナカヤマユキコ、ヨコヤマリナ。
ワンマンライブ失敗で解散フラグ? 全裸PVでも話題のBiS再臨!! - メンズサイゾー
2011年10月18日公開。プー・ルイ、ヒラノノゾミ、ナカヤマユキコ、テラシマユフ。
アイドルシーンを掻き回し続ける「異物」BiS、メジャーデビュー記念インタビュー!! - メンズサイゾー
2012年7月5日公開。プー・ルイ、ヒラノノゾミ、テラシマユフ、ミチバヤシリオ、ワキサカユリカ。
解散まであと1年!? 「ハメ撮りPV」で加速するBiSインタビュー!! - メンズサイゾー
2013年6月23日公開。プー・ルイ、ヒラノノゾミ、ミチバヤシリオ、テンテンコ、カミヤサキ、ファーストサマーウイカ。
史上最大のピンチ!? 2014年中の解散を宣言するBiSの崖っぷちインタビュー!! - メンズサイゾー
2014年1月21日公開。プー・ルイ、ヒラノノゾミ、テンテンコ、カミヤサキ、ファーストサマーウイカ、コショージメグミ。非常に長大なのは、武道館の発表ができなくなった直後だったため、できる限りその状況下での彼女たちの言葉を記録しようとしたためです。
Yahoo!ニュース個人
2013年の春からYahoo!ニュースの個人枠で執筆させていただけるようになったので、BiSの女川レポート、BiS+非常階段+ソウル・フラワー・ユニオン=ソウルフラワーBiS階段のレポートはこちらに執筆していくことになります。
また、女川で会いましょう。 カーネーション、BiS出演「女川町商店街復幸祭2013」レポート(前編)(宗像 明将) - 個人 - Yahoo!ニュース
また、女川で会いましょう。 カーネーション、BiS出演「女川町商店街復幸祭2013」レポート(後編)(宗像 明将) - 個人 - Yahoo!ニュース
2013年4月1日公開。女川レポートは、音楽のことだけではなく、女川の状況を半年ごとにレポートすることも重視してきました。
「また、女川で会いましょう!」と彼女は言った BiS出演「おながわ秋刀魚収穫祭2013」レポート前編(宗像 明将) - 個人 - Yahoo!ニュース
「また、女川で会いましょう!」と彼女は言った BiS出演「おながわ秋刀魚収穫祭2013」レポート後編(宗像 明将) - 個人 - Yahoo!ニュース
2013年10月16日公開。ミチバヤシリオ脱退ライヴのレポートです。前述のように「BiS4」でのテラシマユフの脱退劇を目の当たりにしてから、BiSどころかアイドル全般についてなかなか自発的に執筆できない精神状態が続いていましたが、BiS脱退後にミチバヤシリオがふらりと現場に現れたことで、「ああ、書いていいのかもしれない」と思い筆が軽くなりました。チバヤシリオには感謝しています。
世の中何が起こっても不思議じゃないんだ ソウルフラワーBiS階段出演「ボロフェスタ2013」レポート(宗像 明将) - 個人 - Yahoo!ニュース
2013年12月2日公開。京都の「ボロフェスタ2013」での初のソウルフラワーBiS階段のレポート。驚くほど大きな反響をいただきました。
いつかまた、女川で会いましょう。 BiS、大森靖子など出演「女川町復幸祭2014」レポート(前編)(宗像 明将) - 個人 - Yahoo!ニュース
いつかまた、女川で会いましょう。 BiS、大森靖子など出演「女川町復幸祭2014」レポート(後編)(宗像 明将) - 個人 - Yahoo!ニュース
2014年4月18日公開。BiSの最後の女川ライヴのレポート。
咲いた花が、ひとつになればよい。 ソウルフラワーBiS階段出演「闇鍋音楽祭2014」レポート(宗像 明将) - 個人 - Yahoo!ニュース
2014年4月22日公開。東京でのソウルフラワーBiS階段のレポート。
自選記事3本
おながわ秋刀魚収穫祭@女川町総合運動公園第2多目的運動場 : 小心者の杖日記
またひとり去っていった輝かしいアイドルの記憶とともに BiS「BiSimulation」 - メンズサイゾー
世の中何が起こっても不思議じゃないんだ ソウルフラワーBiS階段出演「ボロフェスタ2013」レポート(宗像 明将) - 個人 - Yahoo!ニュース
ではまた明日の夜に。話したいことも、話せないことも、たくさんあるのです。
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