チョソンサラムとして生きるということ。

3世代、4世代と日本に生まれ育ち、日本人に帰化するという選択肢も容易く開かれたこの時代。
なぜ私たちが『チョソンサラム(朝鮮人)』でいようとするのか。その答えを探し、集った若者たち。
そこには在日1世から2世、そして私たちに託された『ケジュボン(バトン)』があった。
その『ケジュボン』を5・6世である子供達に託すべく、そして自分たちのルーツでもある在日1世の半生を記録し、より多くの方々に観てもらうべく、在日朝鮮人3・4世たちがカメラを手に取った。



 『ケジュボン!』公式ブログ

映画『ケジュボン!』の公式ブログ。
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 STAFF

●製作委員会委員長:趙明真

●事務局長:李智香

●製作:金曙光/朴廣玲/尹梨奈/金淑英/洪昌極/池允学/金景浩/金光日/金寛哲/金修吉

●運営:シリコン/李寛鎬

●宣伝:ぶんみん/金直幸/金大煥

●上映:李俊成/孫正恵




 「ケジュボン!」製作委員会

本委員会は、在日一世の半生を映像として残すべく立ち上げられた任意団体です。
東京23区内に在住する学生、社会人など、出自も職種も立場も様々な10〜30代の在日朝鮮人メンバーが、自分たちのルーツを見直すべく集まりました。

私たちは、都内に居住する在日1世の生の証言を残すとともに、それを映画として作り上げることで、より多くの方々に在日という存在に触れていただこうと今回の上映に踏み切りました。

日本にどれだけの在日朝鮮人がいて、どのように朝鮮半島から渡り今にいたるのか。
この映画を通じて一人でも多くの方々が、それを感じてくださればと思います。




 製作委員会 委員長挨拶

「現在、日本に定住している朝鮮人の多くは歴史的にみても日本の植民地支配から日本に渡ってきた子孫たちと言えます。 また、その過程に形成された在日朝鮮人社会は1世、2世から3世、4世へと世代交代し、今では主軸となっているのが現状です。
私たちは、そのような状況下で「1世たちの声」をより多くの同胞、日本の友人たちに伝えたいという考えの下、1世のハラボジ・ハルモニたちの記憶、生き方、祖国への想いなどを記録に残すことにしました。

様々な理由によって朝鮮半島から日本に渡ってきた1世。
日本による植民地支配から祖国の解放、そして分断・・・
あらゆる差別と偏見にみちた苦難をどう乗り越え、どう闘ってきたのか?
在日1世たちは何を思い、何を伝えようとするのか・・・

映画「ケジュボン!」を観て、少しでも1世たちの想いが観客の皆様方にとどきますよう願っております。」


製作委員会委員長 趙明真