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【言葉ってすごいねII(4)】つくり出せる“火事場のばか力”、恐怖を押さえ込む「鷹取の手」…異色の武術家、甲野善紀の物語
試合直前、アスリートなら誰もが緊張する。「いつも通りにやれば…」と言葉を繰り返してみても、大舞台になればなるほど身体はかえってこわばる。
古武術を極め、独自の身体操法がアスリートの注目を集める異色の武術家、甲野善紀(65)は、言葉に頼らずに気持ちを静める方法があると言う。
「鷹取の手」とは
「かつて武術家たちが、命の懸かった場面なのに悠然としていられたのは、恐怖を抱くときに横隔膜が上がったりする反応を、身体の操作でコントロールしていたからです」
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