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それって『読字障害』(ディスレクシア)かも――珍しい発達障害者への”3つ”の指導法(だいちゃん.com)

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2014.07.06 16:00 記者 : カテゴリー : 生活・趣味 タグ :

それって『読字障害』(ディスレクシア)かも――珍しい発達障害者への”3つ”の指導法(だいちゃん.com)
今回はだいちゃんさんのブログ『だいちゃん.com』からご寄稿いただきました。

それって『読字障害』(ディスレクシア)かも――珍しい発達障害者への”3つ”の指導法(だいちゃん.com)

夜の家庭教師、美女には無料で承っています! はい、セクハラですね、こんばんわ。

どうも、だいちゃん(∀)です。

あなたの周りに、どうやっても英単語を通常では有り得ないような間違い方をする人はいませんか?

たとえば、become(ビィカム)をbecause(ビコーズ)と読んだり、important(インポータント)をinteresting(インタレスティング)と読んだし、その逆だったり。比較的、長めの英単語の違いが分からない人が世の中には存在します。

私の家庭教師としての教え子にもそのような症状の子がいました。

インターネットでこういった症状について調べていると、一つの「発達障害」にたどり着きました。

その名前を「読字障害」(ディスレクシア)といいます。その名前の通り、文字を、特にアルファベットの形をしっかりと認識することが出来ません。

私の生徒は、アルファベットがぼやけて、一つの塊のように見えると言っていました。別に視力が悪いわけではなく。(むしろ視力はよかった)ウォルト・ディズニーなどもこの発達障害を持っていたと言われています。

さっそく、地元で一番大きな本屋に出向き、出版されている本で確認しようとしたところ、なかなか同じような症状についての本が見当たらない。

本屋の店員さんにコンピューターで検索してもらって、やっと2冊ほど本が出てきました。たったの2冊かよ……と落胆したものですw

何故、そのような本を探していたかといえば当然、生徒を指導する為です。私は読字障害(ディスレクシア)持ちの生徒を含めた「発達障害」を持った子を指導するのがまだまだ下手くそだと、自分を責める気持ちからの行動でした。

読字障害(ディスレクシア)持ちの子の指導法

正直に書きますと、その生徒は私の元から離れていきました。2年間ほど教えていたのですが、受験生になった冬頃、追い込み時期になって生徒が受験を諦めてしまいました。

当然、私の指導が力不足だったからでしょう。そんな私が発達障害を持った子の勉強方法について書くのは良くないことだと、ずっと自粛していました。本音のところ、『発達障害者』に勉強を強いるのって「虐待」じゃないの? – だいちゃん.com*1という気持ちもあったからです。

*1:「『発達障害者』に勉強を強いるのって「虐待」じゃないの?」 2013年12月19日 『だいちゃん.com』
http://www.だいちゃん.com/entry/2013/12/19/091745

しかし、私のブログへの検索で「発達障害 勉強法」というようなワードで来る方が多いことがブログのアクセス解析から分かりました。

前置きが長くなってしまいましたが、少しだけ「読字障害」(ディスレクシア)を持った子に自分がやってみて有効だった勉強方法を紹介します。

【1】書いて、指でなぞらせて指導

目で見てダメなので、ひたすら英文を書かせ、アルファベットを机の上などを「指」でなぞらせて(私も指で机をなぞって、その動きを覚えさせるイメージ。文字の形は認識できなくても、指の動きは認識出来たので。)指や手の触覚から覚えるように指導しました。

正直、これで英語の長文を読むことが出来るようにはなりません。しかし、これでなんとかアルファベットを、英語を「書く」ことは出来るようになりました。

【2】アルファベットの形をしたブロックおもちゃで指導

アルファベットのブロック玩具を使って、アルファベットがどんな形をしているのか指導しました。

これも、手の触覚から覚えさせる為の指導です。

【3】ひたすら声に出して音読指導

読むのが無理なのだから、せめて、リスニングとトーキングくらいはある程度出来るように指導を心がけました。

ひたすら、私が教科書の英語文を読み、そのあとに日本語訳も同時に言って、生徒にも復唱するように指導しました。

私の生徒に関しては、音声からは覚えることが出来たので、この方法でリスニングとトーキングはある程度出来るようになりました。学校のテストなどでは、リスニングや日本語→英語訳の問題を中心に点数を取るように指導をして。

最後に

これらの方法で、なんとか英語を書くことと、言う、聞くことの指導には成功しました。しかしながら、英語の長文を読めるようにまで改善はしませんでした。「障害」なので当然といえば当然なのですが……。

しかし、高校や大学入試では英語の長文に高い配点を付けられています。私の教え子は「読字障害」だけでなく「学習障害」全般を抱えていたので、普通の学校への進学は無理です。通信制や特別養護学校などへの進学を検討してみて下さい、と最後に指導をしました。

正直、この記事が発達障害持った子供を抱える親御さんや指導者に役立つようには思えません。しかし、情報が何も無いよりはマシかもしれない。いや、私が罪の意識からただ書きたかっただけなのかもしれません。

一人でも多くの人に、何らかの役に立てばいいなぁ……。

だいちゃん(∀)

執筆: この記事はだいちゃんさんのブログ『だいちゃん.com』からご寄稿いただきました。

寄稿いただいた記事は2014年07月04日時点のものです。

寄稿

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