福島第1:5号機配管から水漏れ 燃料プールの冷却を停止
2時間前
東京電力は6日、福島第1原発5号機で、使用済み核燃料プールなどの冷却に使う海水を流す配管から水漏れが見つかり、漏えい場所特定作業などのため、プールの冷却を停止したと発表した。
原子炉の冷却は別系統の配管で行っているため影響はなく、使用済み核燃料も当面は安全が保たれるという。
6日午前11時10分ごろ、巡回中の東電社員が配管の弁付近で海水が漏れているのを発見した。海水は使用済み核燃料プールやポンプなどに使う冷却水を冷やすために送り込まれている。
約2時間後、東電はこの冷却系統を停止、漏えい場所の特定作業を始めた。この時点でプールの水温は23度。冷却を止めると1時間当たり約0・2度上昇するが、運転上の制限値である65度を超えるまで約9日間かかるという。