Updated: Tokyo  2014/07/06 18:41  |  New York  2014/07/06 05:41  |  London  2014/07/06 10:41
 

安倍首相:オセアニア歴訪、豪議会演説に「全世界が注目」と地元紙

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  7月6日(ブルームバーグ):安倍晋三首相は6日、オセアニア3カ国訪問のため羽田空港を政府専用機で出発した。集団的自衛権行使を可能とする憲法解釈変更を閣議決定した直後の歴訪で、オーストラリアでは連邦議会で演説する。

安倍首相は6-12日の予定でニュージーランド、豪州とパプアニューギニアを順に訪問する。豪州訪問は7年ぶりで、日本の首相として初めて連邦議会で演説する。経済連携協定(EPA)と防衛装備移転協力協定にそれぞれ署名するとも読売新聞は報じている。

首相は羽田空港で記者団に「日豪新時代を築きたい。今回の訪問は積極的平和主義の新たな姿を示すものだ。日豪防衛装備移転協力協定に署名し、外交のみならず、防衛、安全保障の協力を強化したい」と語ったと共同通信は報じた。

豪紙オーストラリアンは5日付の社説で「安倍首相の議会でのスピーチは豪日関係を超えたより大きな重要性を持つ」と指摘、政府による憲法解釈変更後の初の主要な演説となるため「全世界が注目している」と述べた。

安倍首相は6日付の読売新聞とのインタビューで、9月に予定する内閣改造で安全保障法制の担当相を新設する考えを表明した。政府は1日午後の臨時閣議で、これまでの政府解釈で違憲とされてきた集団的自衛権の行使を限定的に容認する憲法解釈の変更を決定した。  

記事についての記者への問い合わせ先:東京 山口祐輝 yyamaguchi10@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先:Stephanie Wong swong139@bloomberg.net;Teo Chian Wei cwteo@bloomberg.net;大久保義人 yokubo1@bloomberg.net上野英治郎

更新日時: 2014/07/06 15:41 JST

 
 
 
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