集団的自衛権の行使を容認した閣議決定の後も、反対の声が上がり続けている。東京・新宿の繁華街では5日、市民団体が相次いで集会を開いて閣議決定の即時撤回を訴えた。
JR新宿駅東口広場前で同日夜開かれた「安倍のつくる未来はいらない!人々」には、主催者発表で約450人が参加。同駅周辺の約1.5キロを行進し「憲法知らない首相はいらない」「安倍を倒して平和をつくろう」と道行く買い物客らにアピールした。
集会に参加した東京都調布市の大学教員、宮沢佳世さん(43)は「日本が戦争に巻き込まれたら、閣僚たちにはぜひ真っ先に戦場へ行ってほしい。その覚悟があって閣議決定したのかと尋ねたい」と語った。【野島康祐】