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 集団的自衛権の行使を認める閣議決定に反対する市民たちが5日、東京・新宿の繁華街をデモ行進した。ツイッターなどの呼びかけで集まった若者ら約1650人(主催者発表)が参加。ドラムを鳴り響かせながら「閣議決定で終わりじゃない」と抗議の声をあげた。

 参加者は「沈黙は服従なり」などと書いたプラカードを手に「憲法を壊すな」と呼びかけた。2回目のデモ参加というアルバイト店員の高崎芳明さん(21)は「戦争に行かされるのは若者たち。閣議決定されたからといって抗議することをあきらめてはいけない」と語った。長女(4)を連れて参加した会社員水野真由子さん(39)は「子どもが戦争に巻き込まれるのではないかと不安。反対の声をあげることで閣議決定に納得していないことを訴えたい」と話した。(渡辺洋介)