ネイマールがビデオメッセージ

7月6日 6時35分

サッカーワールドカップブラジル大会の準々決勝で背骨の一部を骨折したブラジル代表のネイマール選手のビデオメッセージが公開され、「僕の夢は１つのプレーによって絶たれてしまったが、チームメートに優勝という夢をかなえてほしい」と期待を寄せました。

ネイマール選手は４日、フォルタレーザで行われたコロンビアとの準々決勝で相手ディフェンダーからファウルを受け、背骨の一部の「第三腰椎」を骨折してこのあとの試合への出場ができなくなりました。
ビデオメッセージは試合から一夜が明けた５日、リオデジャネイロ郊外のテレゾポリスにあるキャンプ地の宿舎で撮影され、ブラジルサッカー協会のホームページで公開されました。
この中でネイマール選手は「ブラジルの皆さん、僕の心の中にあることをことばにするのはすごく難しいことです。まず言いたいのはできるだけ早く、予想よりも早くプレーに戻りたいという事です。そして僕のために書いてくれたメッセージなどすべての応援と愛情に感謝したい」と心境を話しました。
そのうえで「僕の夢は終わっていない。１つのプレーによって夢は絶たれてしまったけれどまだ続いている。チームメートに優勝という夢をかなえてほしい」と期待を寄せました。
そして最後に、「僕の夢はワールドカップの決勝を戦うことだった。でもそれはもうできない。しかし、神が望めばみんなが次の試合を勝ち抜き、優勝を達成してくれる。そこまで僕も一緒にいる。ブラジル人みんなで優勝を祝いたいんだ」と涙をこらえながら笑顔でメッセージを伝えました。