できごと【河村直哉の国論】韓国政府こそ「慰安婦」を「強制連行」した…不都合な祖国史に目をつむり、「反日」政治利用する韓国に元慰安婦が“怒りの告発”+(3/4ページ)(2014.7.5 12:00

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できごと

【河村直哉の国論】
韓国政府こそ「慰安婦」を「強制連行」した…不都合な祖国史に目をつむり、「反日」政治利用する韓国に元慰安婦が“怒りの告発”

2014.7.5 12:00 (3/4ページ)河村直哉の【国論】
1960~80年代、『ドルを稼ぐ愛国者』として、在韓米軍を相手の売春を韓国人女性に奨励していた韓国政府。あの「テキサス親父」こと米国人の評論家、トニー・マラーノ氏も、不都合な歴史に目をつむる韓国を批判している(ユーチューブから)

1960~80年代、『ドルを稼ぐ愛国者』として、在韓米軍を相手の売春を韓国人女性に奨励していた韓国政府。あの「テキサス親父」こと米国人の評論家、トニー・マラーノ氏も、不都合な歴史に目をつむる韓国を批判している(ユーチューブから)

 天に唾するという点では、ニューヨーク・タイムズのようなアメリカの反日リベラル勢力についてもおなじである。今回、河野談話について検討チームが報告書を出してすぐ、同紙は検証を批判する社説を載せた。「日本は過去を書き換えようとしていると見られてはならない」などと。

 自らの過去の事実をこそ、同紙はもっと見るべきなのだ。今年4月のアジア歴訪で韓国を訪れ、慰安婦問題について「過去を正直かつ公正に認識しなければならない」などと述べたオバマ米大統領もしかり。自らの国の負の歴史を、なぜ見ようとしないのか。

韓国軍のベトナム虐殺「ライダイハン」

 ここで目を転じて、もう1つ書いておこう。慰安婦問題で日本を急進的に攻撃する「韓国挺身隊問題対策協議会」は今年3月、ソウルで会見した。慰安婦問題についてではない。ベトナム戦争時の韓国軍による民間人虐殺について、韓国政府が謝罪し法的責任をとるようにと訴えた。

 韓国軍は1960~70年代、ベトナム戦争に出兵した。1999年、ハンギョレ新聞社が発行する週刊誌「ハンギョレ21」が、韓国軍の民間人虐殺を検証し反省を訴えるキャンペーンを始めた。2000年6月には、このキャンペーンに反発したかつての軍人2400人がハンギョレ新聞社を取り囲み、乱入して破壊行為を働くという社会問題にまでなった。

 虐殺の規模や様子については、雑誌「正論」7月号が取り上げている。北岡正敏・神奈川大学名誉教授らが行った現地調査によると、ベトナム全土で約100カ所、1万から3万人の虐殺があったと推計されるとのことである。虐殺を生き延びたという人の証言の一部を紹介する。「韓国兵は、だれかれかまわず、村人を探し出し、殺戮(さつりく)を始めた。家にいた女性は暴行され、ナイフで切られ、なぶり殺しにされ、老人は射殺された。そして、家を焼き払った」

殺し・奪い・焼き・姦す…ベトナムで“三光作戦”行った韓国軍

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非戦闘員を虐殺し強姦を繰り返した「ライダイハン」韓国軍…「韓国の大量虐殺事件を告発する ベトナム戦争『参戦韓国軍』の真実」の表紙
売春規正法に反対して、帽子とマスク姿でデモ行進する韓国の風俗街の“売春婦”たち=2004年(AP)
「テキサス親父」ことトニー・マラーノ氏。講演では、紙袋をかぶせた慰安婦像のミニチュアをそばに置き、米国における“真実”を語った=23日午後、大阪市北区のサンケイホールブリーゼ(志儀駒貴撮影)
韓国誌「時事ジャーナル」でも、性の接待を強要され自殺したチャン・ジャヨンさんの特集記事を掲載
米西部グレンデール市内に設置された慰安婦記念像と記念撮影をする韓国人ら=2013年7月30日(黒沢潤撮影)
国賓として初めて韓国を訪れた中国の習近平国家主席(中央)=3日、ソウル空港(共同)

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