AKBが握手会を東京ビッグサイトから再開
2014年7月5日10時23分 スポーツ報知
人気アイドルグループ「AKB48」が5日、5月にメンバーらが切りつけられた事件の影響で見合わせていた握手会を、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催した。金属探知機の導入など、警備態勢を強化して再開にこぎつけた。
会場では、手荷物検査に続いて金属探知機によるボディーチェックを実施。ファンは手荷物を預けて手のひらを係員に見せ、高さ1メートル強のフェンス越しにメンバーと握手を交わした。結婚指輪以外の指輪は外すよう求められ、身を乗り出しての握手は禁じられた。
運営側は警備員を従来の50人から350人に増員し、案内役も含めて1000人以上の態勢で臨んだ。
握手会には姉妹グループも含め、メンバー250人が参加。全国から集まったファンは、メンバーの「お久しぶり!」といった言葉に笑顔を浮かべていた。事件で負傷した川栄李奈(19)と入山杏奈(18)は参加しなかった。
浜松市から小中学生の息子2人と訪れた自営業の男性(49)は「握手会は『応援しています』とメンバーに直接伝えられる大切な場。再開して良かった」と語った。
AKB48グループ総監督の高橋みなみ(23)は、自身の交流サイトに手のひらの写真を掲載して「会えてよかった」とつづった。
今後の握手会について、所属レコード会社のキングレコードは「今回の結果を踏まえた上で検討したい」と話している。