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<号泣兵庫県議>抗議が殺到…議会事務局や県に

毎日新聞 7月3日(木)20時34分配信

 兵庫県議に支給される政務活動費を巡り、野々村竜太郎県議(47)=無所属、同県西宮市選出=が1日の記者会見で号泣しながら使途を明確に説明しなかったことを受け、県議会事務局や県広聴室には、辞職などを求める抗議の電話やメールが殺到し、3日夕までに計700件以上に上った。県議会は7日、各会派代表者会議を開き、調査に乗り出すか決める。

【別カット】号泣する野々村兵庫県議

 一方、2013年度の政活費で切手を計175万円以上購入していたことが3日、毎日新聞の調べで分かった。今年2月には16日にわたって計39万7000円分を購入。うち、神戸と大阪両市内で1日に2万9800円分ずつ買った日もあった。また、10万円を超える月が7カ月あるなど不自然で、野々村県議は1日の会見で、切手代については質問を遮って答えなかった。

 県議会事務局と県広聴室によると、電話やメールは全国から寄せられ、使途調査や政活費返還を求めたり、「辞めさせろ」と議員辞職を求めたりする内容がほとんど。11年の県議選で野々村県議に投票したという西宮市民が「期待して票を投じたが、間違いだった」と嘆くケースもあったという。

 野々村県議は11年の県議選で1万1291票を得て初当選し1期目。11〜13年度の政活費で使途不明な交通費が約345回分、計約780万円に上った。1日の会見で号泣し、政務活動の内容や経路などは明かさなかった。【久保聡】

最終更新:7月3日(木)20時53分

毎日新聞

 

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