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国会セクハラやじも自民 HP談話「親しみから不用意な発言」

上西小百合衆院議員(左)と大西英男衆院議員
上西小百合衆院議員(左)と大西英男衆院議員
Photo By 共同 

 東京都議会に続き、国会でも日本維新の会の上西小百合衆院議員(31)が男性議員からセクハラやじを受けた問題で、やじを飛ばした“犯人”が自民党議員だったことが4日、分かった。都議会議員に続く「セクハラやじ」に、国内外の批判が再び高まるのは必至。議員は上西氏に電話で謝罪したが、記者会見は開かなかった。

 4月の衆院総務委員会で、上西氏に「子供を産まないとだめだ」とセクハラやじを飛ばしたのは、自民党の大西英男衆院議員(67)=東京16区。大阪市内で取材に応じた上西氏はこの日朝、大西氏から「電話で“申し訳なかった”と謝罪を受けた」とし、大西氏には「分かりました」と伝え、謝罪を受け入れたという。

 大西氏はこの日夕、自身のホームページ(HP)に「親しみから不用意な発言をし、上西議員に迷惑をかけたことを反省している」との談話を掲載。しかし、記者会見は開かなかった。

 上西氏は大阪市内で開かれた「大阪維新の会」の女性局開設記念パーティーに出席後、記者団に「残念で情けない。おごりを感じる」と大西氏が所属する自民党と政権を批判。さらに、今後について「野党として、低次元なやじを飛ばす国会の風習を改善していく」と決意を述べた。

 大西氏は江戸川区議や東京都議を経て、2012年の衆院選で初当選した“安倍チルドレン”。3日の共同通信の取材に「覚えていない」などと強く否定していた。

 「自民」「都議」に加え「否定を一転する」…都議会で先月、みんなの党会派の塩村文夏都議(35)が、鈴木章浩都議(51)=自民党会派離脱=から「早く結婚した方がいい」とのやじを浴びた騒動を丸写ししたような展開。維新の会の松野頼久国会議員団幹事長も談話で「自民党のおごりや体質を物語るものであり、上西議員個人に対してわびれば済むというものではない」と不快感を隠さなかった。

 自民党の石破茂幹事長は今回の事態を「申し訳ない」と陳謝し、大西氏に厳重注意したことを明らかにした上で「党全体として意識改革をしなければならない」と強調。週明けにも所属する全ての国会議員と都道府県連に、不用意な発言を慎むよう注意する方針を示した。都議会のセクハラやじ問題は、海外メディアで報じられたことで波紋が大きくなっており、一刻も早い沈静化に躍起になっている一面がうかがえた。

 【3日の共同通信と大西議員との一問一答】
 ――「早く結婚して子供を産まないとだめだぞ」とやじを飛ばした記憶はあるか。
 「いやー、覚えてないですなあ」

 ――委員会でやじを飛ばしたことは。
 「まあ、わたしは、やじはよくやりますよ」

 ――上西議員のときはどうでしたか。
 「あまり記憶にないですね」

 ――衆院のホームページに委員会の音声が残っているが。
 「それは確かめてみましょう。私の方も確かめてみましょう、それは。記憶がないんだからしょうがないじゃないか。よく確認取ってみますよ」

[ 2014年7月5日 05:30 ]

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