武装勢力「イスラム国」、シリアの全主要油田を制圧
2014年07月05日 17:57 発信地:ベイルート/レバノン
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×イスラム武装勢力系のal-Itisam Mediaが公開した、イラク・ニナワ(Nineveh)州とシリア・ハサカ(Hasakah)県の間に位置する非公開の場所で会談したグルジア出身の「イスラム国(Islamic State)」のアブ・オマル・シシャニ(Abu Omar al-Shishani)司令官(中央左)と、身の安全のため顔がぼかされたISIL(当時)の幹部アブ・ムハンマド・アドナニ(Abu Mohammed al-Adnani)氏(中央右)とされる人物(撮影日不明、2014年6月29日公開、資料写真)。(c)AFP/HO/Al-Itisam Media
【7月5日 AFP】イスラム教スンニ派(Sunni)武装勢力「イスラム国(Islamic State、IS)」が、イラクと国境を接するシリア・デリゾール(Deir Ezzor)県で、シリアの主要な油田とガス田を全て制圧した。英国を拠点とする非政府組織(NGO)「シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)」が4日、明らかにした。
ISは3日夜、国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)系の「アルヌスラ戦線(Al-Nusra Front)やその他シリアの反政府武装勢力が撤退したことを受け、同県東部の砂漠地域にあるタナク(Tanak)油田を制圧した。
ISはこれに先立つ同日、デリゾール県にあるシリア最大のオマル(Al-Omar)油田も同様の形で制圧していた。
戦闘を放棄したイラク軍部隊が残した重火器を奪って兵力を増したISは、シリアの石油資源の相当部分を占めるデリゾール県で、都市部を除くほぼ全域を支配下に置いたことになる。ISは先月末、シリアとイラクで制圧した地域に、カリフ統治領を樹立すると宣言した。(c)AFP