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 iPS細胞を使った世界初の臨床研究について、簡易投稿サイトで中止を示唆した理化学研究所の高橋政代プロジェクトリーダーが4日会見し、「疑惑を抱えたままでは荷が重すぎる。不安定な要素が収まりそうもなく、不安だ」と述べてSTAP細胞をめぐる理研の対応を批判した。

 高橋氏は、視力が落ちる難病「加齢黄斑変性症」の患者にiPS細胞で作った網膜の細胞を移植する臨床研究に取り組み、今夏にも手術を実施する予定。しかし、2日にネット上で、「まだ始まっていない患者さんの治療については中止も含めて検討いたします」などと書き込み、波紋が広がっていた。

 高橋氏は、STAP問題の影響で自身の研究内容も疑われ、さらに今月から小保方(おぼかた)晴子ユニットリーダーが参加する検証実験が始まって懲戒処分の検討も停止したことが「衝撃だった」と述べ、投稿のきっかけになったと説明した。