中国:旧日本軍人ら45人の供述書 ネットで公開

毎日新聞 2014年07月03日 21時00分(最終更新 07月03日 21時58分)

 【北京・石原聖】中国政府や共産党の重要資料を保管する中央公文書館(档案館)は3日、第二次世界大戦後に中国での日本人戦犯裁判で起訴された旧日本軍人ら45人の供述書と中国語訳をインターネットに公開したと発表した。

 7日に日中戦争(1937〜45年)の発端となった盧溝橋事件から77年となることに合わせた措置。李明華副館長は「安倍政権は対外侵略の歴史を美化している。侵略の犯罪行為を否定する右翼勢力に反撃し、反人道的な暴行を暴露する」と公開の理由を説明した。

 習近平指導部は来年を「反ファシズム戦争勝利70周年」と位置付けており、中国政府は今年4月、外国メディアに吉林省の公文書館で旧日本軍による侵略行為に関する資料を公開。6月には国連教育科学文化機関(ユネスコ)に対し、多数の中国人が旧日本軍に殺害された南京事件や従軍慰安婦に関する資料を世界記憶遺産に登録申請した。ネット公開も歴史問題での対日批判の一環といえそうだ。

 起訴された45人は1956年6〜7月の間に裁かれ、最高で懲役20年を言い渡されたが、刑期満了前に釈放され、64年までに全員が帰国している。

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