河野談話検証報告:米下院議員ら「時期、中身とも遺憾」

毎日新聞 2014年07月02日 11時10分

 ◇佐々江賢一郎駐米大使に書簡送付

 【ワシントン西田進一郎】日本政府が従軍慰安婦に関する河野洋平官房長官談話の作成過程に関する検証報告書を公表したことについて、米議会のマイク・ホンダ下院議員(民主党)らが「時期、中身とも遺憾で不適当だ」と批判する書簡を佐々江賢一郎駐米大使に送付した。佐々江大使は1日、「談話を見直さず、維持する立場を再確認するものだ」との菅義偉官房長官の発言などを引用し、理解を求める文書を返信した。

 書簡は6月27日付でホンダ議員ら18人の連名で出された。「検証結果は日本軍による強制性は確認できないと示唆しており、受け入れられない」と批判。慰安婦問題に対して「責任ある、明白なやり方」で解決に向けて取り組むよう求めた。

 一方、佐々江大使は文書の中で、安倍晋三首相が3月に国会で「筆舌に尽くし難い、つらい思いをされた方々のことを思い、非常に心が痛む」と答弁したことは、日本全体の気持ちを表したものだと強調。「静かで建設的な雰囲気の中で韓国との協議を前に進めていきたい」と記し、日米韓3カ国協力の重要性を強調して協力を求めた。

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