少年の顔から巨大ヘルニア嚢を除去、オーストラリア

2014年07月04日 14:13 発信地:シドニー/オーストラリア

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×豪メルボルン(Melbourne)のモナシュ小児病院(Monash Children's Hospital)が公開した、重度の鼻脳ヘルニアを患ったフィリピンの少年ジョニー・ラメオン(Jhonny Lameon)君(左)と、手術でヘルニア嚢(のう)を取り除いた後(右)の写真(2014年7月3日公開)。(c)AFP/MONASH CHILDREN'S HOSPITAL

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【7月4日 AFP】フィリピン人の少年の顔から巨大なヘルニア嚢(のう)を取り除く複雑で珍しい手術に、オーストラリアの外科チームが成功した。豪メルボルン(Melbourne)の病院が3日、発表した。

 フィリピン在住のジョニー・ラメオン(Jhonny Lameon)君(7)は、前頭部に神経管閉鎖障害による重度の鼻脳ヘルニアを患っており、眼窩(がんか)から突出したヘルニア嚢が顔面を覆って、飲食のたびに持ち上げなければならない状態だった。

 NGO「インタープラスト(Interplast)」のボランティアがフィリピンを訪問した際にラメオン君のことを知り、メルボルンのモナシュ小児病院(Monash Children's Hospital)の形成外科医、ジェームズ・レオン(James Leong)医師にラメオン君の写真を送付。写真を見たレオン医師はすぐに執刀を引き受けたという。

 レオン医師によればラメオン君の症例は出生1万人に1人の非常に珍しいもので、先進国では通常、出生して間もない段階で治療が行われるという。

 手術は3月に行われ、ボランティアの外科医4人が8時間かけてヘルニア嚢を除去した後、ラメオン君の顔全体を整形した。ラメオン君は現在、メルボルン北部のリハビリセンターで元気に回復しており、同じ年ごろの子どもたちと同様に生活できるようになったという。(c)AFP

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