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 中国共産党エリート養成機関・共産主義青年団の機関紙「中国青年報」は4日、日本海を「東海」と表記するよう訴える韓国市民団体提供の意見広告を掲載した。同種の意見広告を中国紙が掲載するのは初めてとされ、中国国内で関心を集めている。

 習近平(シーチンピン)国家主席の訪韓を機に、中国国内にも韓国との「対日共闘」機運を高める動きが出始めているとみられる。

 意見広告は「知っていますか?」から始まり、「2千年前から韓国と日本との間の海域は『東海』と呼ばれている。中国と欧州の古地図の多くにも同様の証拠がある」と主張。その上で「中韓両国が心を一つに協力し、21世紀の北東アジアの平和と繁栄をつくろう」と呼びかけている。