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東大臨床研究に不安 「大学は説明の場を」
7月4日 18時04分

東大臨床研究に不安 「大学は説明の場を」
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東京大学医学部が関わる臨床研究を巡って、製薬会社との不適切な関係やずさんなデータ管理が次々に明らかになったことについて、東京大学の医学生たちが4日、記者会見を開き、「このままでは将来、患者の信頼を得て医療を行えるか不安だ」として、大学側に対し、学生に説明する場を設けるよう求めました。

記者会見したのは、岡崎幸治さんらいずれも東京大学医学部の学生3人です。
東京大学医学部が関わる臨床研究を巡っては、白血病の薬の研究に大手製薬会社、ノバルティスファーマの社員が不適切に関与し、研究の客観性が疑われる事態になっているほか、アルツハイマー病の治療法などの研究で患者のデータをずさんに取り扱い、研究成果が出せない状態になるなど、問題が次々に明らかになっています。
4日の会見で、岡崎さんたちは、「東京大学医学部は社会の信頼を失っているおそれがあり、このままでは、将来、患者の信頼を得て医療を行えるのか不安がある。大学側は、私たちが先月出した質問状にも納得のいく回答をしておらず、説明責任を果たしていない」と述べ、大学側に対し、今月中に直接、学生に説明する場を設けるよう求めました。
東京大学は「会見について把握しておらず、今の時点ではコメントできない」と話しています。

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