酔っ払いのうわごと このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter

2014-07-03 68杯目

[][][]官邸前の狼少年たち

7・1官邸前―主権者が動き始める 朝日新聞

<<抜粋・太字・着色は管理人による>>

 安倍内閣が集団的自衛権の行使を容認する閣議決定をした当日と前夜。首相官邸前で「超緊急抗議」が行われ、それぞれ約1万人(主催者)が集まった。

 若い世代が目立つ。「国民なめんな」「戦争させんな」を速いリズムにのせてコールし、年長者を引っ張っているのは大学生のグループ。デモに参加するのは初めて、ツイッターで知った、一人で来た、都外から来たという人も少なくない。主催者側によると「官邸前にはどうやって行けばいいのか」と多くの問い合わせがあったという。

私には、この社説が朝日新聞の願望をそのまま文字にした結果のように思えます。朝日新聞だけを読んでいる読者なら社説に騙されてしまうのかも知れません。しかし、他のメディアやネットの情報にも当たれば社説に書かれた事と事実が大部、違う事が解ってしまいます。

朝日新聞は、抗議集会には集まった人には『若い世代が目立つ』と言います。ところが東京新聞は、正反対とも言えるよな記事を掲載しました。

解釈改憲と静かな若者たち

http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2014070102000158.html

<<引用・太字・着色は管理人による>>

 集団的自衛権の行使容認という「解釈改憲」が、今日にも閣議決定される。この約半年間、特定秘密保護法や原発再稼働を前提とした新エネルギー計画など、民意をないがしろにした政治が続く。自民党の大物OBからは「徴兵制」への懸念も漏れる。だが、解釈改憲に対する抗議行動の現場は中高年主体で、徴兵制となれば、対象になる若者たちの反応は総じて鈍い。彼らの「気分」を探った。(榊原崇仁、白名正和)

以下・有料でネット上では読めません。しかし、この冒頭部分だけも朝日新聞への反論の材料としては十分だと思います。『若者たちの反応は総じて鈍い』という部分だけで。本当は、東京新聞にしても大勢の若者が集まったと書きたかったはずです。さんざん時代遅れの制度だと言われている徴兵制まで持ち出して不安を煽るのですから。自らの主義主張よりも真実を優先する、当たり前の事が新鮮に感じられるのは朝日新聞に毒されすぎているからでしょうか。

どうしても記事を読みたい人は以下のサイトで読めます。親会社の中日新聞の記事なのでなのでタイトルは違います。しかし、記者の名前が同じなので同一の記事なのでしょう。多分。

権利関係が解らないので引用はしませんけれど。

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若者よ戦場へ行けますか? 集団的自衛権関心低く http://silmarilnecktie.wordpress.com/2014/07/01/71%e8%8b%a5%e8%80%85%e3%82%88%e6%88%a6%e5%a0%b4%e3%81%b8%e3%81%84%e3%81%91%e3%81%be%e3%81%99%e3%81%8b%ef%bc%9f%e9%9b%86%e5%9b%a3%e7%9a%84%e8%87%aa%e8%a1%9b%e6%a8%a9%e9%96%a2%e5%bf%83%e4%bd%8e/ ​>
『それぞれ約1万人(主催者)が集まった』というのも数字が大きすぎます。集団的自衛権反対では同士のはずの毎日新聞の記事では、それぞれ数千人なのですから。私は、数千人でも多すぎると思いますけれど。 それにしても、何時から、これほどまでに数字を大きく見せかけるようになったのでしょうか。昔は、多く見せかけるにしても3倍か4倍くらいだと思ったのですけれど。それが何時の間にか10倍以上に増やすのが当たり前になっていましました。その結果、反原発デモでは、主催者発表の10分の1以下が実数なのだと思うようになってしまいました。 「主催者」と付ければ、どのような数字を書いても良いというわけでは無いと思うのです。あまりにも実数と違いすぎたら警察発表も併記するという方法だってあるのですから。 ​
 「首相の言動がどんどん火に油を注いでいる状態です」。抗議の主催者のひとりは言う。2日間で最も多く叫ばれたコールのひとつは、「安倍は辞めろ」だ。官邸前で、これだけの規模で、公然と首相退陣を求める声があがるのは極めて異例のことだろう。  なるほど。安倍首相はこの国の民主主義を踏みつけにした。しかし、踏まれたら痛いということを主権者は知った。足をどけろと声をあげ始めている。 ​
『官邸前で、これだけの規模で、公然と首相退陣を求める声があがるのは極めて異例のことだろう』、そう朝日新聞は言います。しかし、私は 2年前の事を思い出しました。野田佳彦前総理が原発の再稼働を認めた事に対する抗議集会です。あの時にも「野田辞めろ」という声が挙がりました。しかも、集会の規模は今回よりも大きかったはずです。集団的自衛権よりも原発の方が皮膚感覚では身近だからだと思います。 思えば、あの時が反原発のピークだったのかも知れません。あれだけの人が集まっても再稼働を止められなかったのです。その事に挫折感を覚え、運動から足が遠のいた人が少なくなかったのでしょう。今でも惰性のように毎週金曜日に官邸前で反原発集会を行っているようですけれど。それをまた朝日新聞が惰性のように記事にします。 私は、官邸前での集会は特別な時に行うから効果があると思うのです。それなのに毎週毎週、官邸前で集会を行っていれば、それは次第に日常になります。誰も驚きませんから効果もありません。狼少年の嘘が次第に人を驚かせなくなったように。 『足をどけろと声をあげ』るのも良いでしょう。しかし、余程の事が起こらない限り、国政選挙は2年後なのです。それまで踏まれた痛みを憶えていられるのでしょうか。その間を官邸前での集会で興味を繋ごうというのなら無理だと思いますよ。どうせ集会の目的はコロコロ変わるのでしょうから。
社説全文は以下
7・1官邸前―主権者が動き始める  「戦争反対 生きたい」。黒いペンで手書きした段ボールを持った男子高校生。「憲法壊すな」。体をくの字に折って、おなかから声を出す女子中学生のグループ。プラカードを掲げる若い女性の爪は、ネオンピンクに白の水玉。赤い鉢巻き、組織旗を持った集団の脇で、父親に抱っこされた幼児はぐったりとして。年配の参加者は、もはや立錐(りっすい)の余地もない前方を避け、下流の壁沿いに静かに腰を下ろす。作業着、ネクタイ、金髪、白髪、リュックサック、高級ブランドバッグ。地下鉄の出入り口からどんどん人が吐き出されてくる。  安倍内閣が集団的自衛権の行使を容認する閣議決定をした当日と前夜。首相官邸前で「超緊急抗議」が行われ、それぞれ約1万人(主催者)が集まった。  若い世代が目立つ。「国民なめんな」「戦争させんな」を速いリズムにのせてコールし、年長者を引っ張っているのは大学生のグループ。デモに参加するのは初めて、ツイッターで知った、一人で来た、都外から来たという人も少なくない。主催者側によると「官邸前にはどうやって行けばいいのか」と多くの問い合わせがあったという。  「NO」と言わなければ「YES」に加担したことになる。戦場に行かされるのがこわい。「頭数」になるぐらいしか、今できることはないから――。多様な思いを胸に集まった人たちが、官邸に向けて声をあげた。  一方、官邸の主の記者会見は、棒読みのように始まった。「いかなる事態にあっても国民の命と平和な暮らしは守り抜いていく」。左横には、5月の会見でも用いられた、赤ちゃんを抱いた母親と不安そうな表情の子どもの絵。「非現実的だ」「情緒的に過ぎる」と強い批判を浴びたことを首相や周辺が知らないはずがない。それを再び使ったのは、批判に耳を傾けるつもりはないという意思表明だろう。説明も説得も放棄し、「思えません」「誤解があります」「あり得ない」と、気だるい感じで繰り返した。  「首相の言動がどんどん火に油を注いでいる状態です」。抗議の主催者のひとりは言う。2日間で最も多く叫ばれたコールのひとつは、「安倍は辞めろ」だ。官邸前で、これだけの規模で、公然と首相退陣を求める声があがるのは極めて異例のことだろう。  なるほど。安倍首相はこの国の民主主義を踏みつけにした。しかし、踏まれたら痛いということを主権者は知った。足をどけろと声をあげ始めている。 ​

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