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あなたの企業も既に侵入されているかもしれない
最近ITproでは、「標的型攻撃」に関する記事を頻繁に掲載しているので、食傷気味の読者もいるだろう。
頻繁に取り上げているのは、標的型攻撃が企業や組織にとって大きな脅威であるためだ。その脅威は日に日に大きくなっている。標的型攻撃が脅威なのは、侵入されても気が付きにくいこと。知らないうちに侵入されている企業や組織は少なくない。
先日、次のような話を聞いた。ある国内メーカーが極秘裏に開発を進めていた新製品と酷似した製品が、海外のメーカーが先行して発売したという。標的型攻撃によって設計図などが盗まれた可能性は高い。
実は、1年ほど前にも、別のルートからほぼ同様の話を聞いた。被害に遭ったとされたのは、上記とは別のメーカーだ。いずれも当事者に聞いた話ではないので真偽は不明だが、個人的には確度が高い情報だと考えている。
何度も記事で書いているように、巧妙な標的型攻撃に気付くことは難しい。あなたの企業・組織も、既に侵入されている可能性がある。社内ネットワークに変なプログラムが存在しないかどうか、怪しいトラフィックが発生していないかどうか、改めて確認することをお勧めする。知的財産を盗まれてからでは遅い。
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