維新、党として調査「やらない」　女性蔑視ヤジ問題

　日本維新の会の上西小百合衆院議員（３１）＝比例近畿＝が衆院総務委員会で質問中に「まず自分が子供を産まないとダメだぞ」と女性蔑視のヤジを受けていた問題で、維新の松井一郎幹事長（大阪府知事）は４日、党として対応しない考えを示した。大阪市内で記者団の質問に答えた。

　記者団に「党として調査しないのか」と問われた松井氏は「やらない」と明言。「上西氏も『もうそんなちっちゃいことは気にしないでやる』と言っている。『いちいち犯人捜しはしない』と本人が言っているから」と説明した。

　朝日新聞が４月１７日に開かれた衆院総務委員会の映像データを確認したところ、上西氏が新藤義孝総務相に「一極集中を防げれば、過疎化も解消される」と質問している最中、男性議員がヤジを飛ばした。上西氏側によると、「早く結婚して」という発言もあったという。